回転木場のデッド・ヒート (講談社文庫 む 6-7)

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  • 講談社
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感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061843196

感想・レビュー・書評

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  • 全編通して不思議な感覚が残る短編集。
    個人的には嘔吐1979が非常に印象に残っている。

  • 他人話を文章にしているというもので新鮮な感じでした。でも凄く面白かったです。どの話も良かったけど『今は亡き女王のための』が印象的でした。『雨やどり』も不思議だった…単に私は女性の話が好きなんだろうか?

  • 日常はそれ自体が小説。

  • 村上春樹の短編集。実際に会った人々の体験や経験に基づいて構成されたものばかりであるところがおもしろい。
    「レーダーホーゼン」、「プールサイド」が個人的には良かった。L.Aにて読破

  • 短編小説、村上さん本人が人から聞いた実話。実話だと思うと面白い。本当に小説の中の出来事かのように思った。読みやすいし、オススメ

  • 人から聞いた話(実話)を、文章にしたもの。これは面白い。

  • 9つのショートストーリーからなる1冊。読んだのが結構前で、それから読んでないんで、詳しいコメントはパスしますw読んだらまた書きます。

  • はじめに、で、これは小説ではなく、スケッチだと村上春樹は言っている。<BR>本当の話をスケッチしたものである、と。<BR><BR>
     本当に!?本当かも。どうなの?<BR><BR>
     さて、そのとおり、本当の話だとしてもまぁ納得しよう、というような話が書いてあるので、時々つまらない。別に読まなくても良いかな…と思うような。<BR><BR>
     でも、まぁ読める。<BR><BR>
    特に“今は亡き王女のための”と“タクシーに乗った男”は面白かった。<BR><BR>特に“今は亡き王女のために”は面白かった!!<BR><BR>
     こういう話に弱いだけかもしれない。 かわいくて、わがままな女の話。<BR><BR>
     この短編集で感じるのは、村上春樹、この時期に身体の衰えを感じていたのだな…ということ。

  • ゴミ捨て場で手に入れた本。

  • この中で水泳をしていた人との対話が出てくるんですが、ここで現れているスイマーの「泳ぐこと」への姿勢と、フィッツジェラルドの「泳ぐ人」という短編での泳ぐ行為への視線を並べてみると、とても面白いです。あんまり書いてしまうと、読む楽しみが減ってしまうのでやめておきますが…村上さんが、フィッツジェラルドを意識しているからこそ、「泳ぐ」ことについて、深く話を聴くことが出来たんじゃないか、と思います。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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