- Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061843219
作品紹介・あらすじ
軍師に姜子牙(きょうしが)(太公望)を得て紂(ちゅう)王討伐の軍を興した周の文王は、征途なかばにして世を去った。子姫発(きはつ)が後を嗣ぎ武王を名乗る。一方、都朝歌(ちょうか)では、千年の狐狸精妲己(だっき)(妲妃)欺弄されて、紂王が自堕落な日々を過ごしていた。諸侯は相次いで旗揚げ、武王を盟主と仰いで会盟の地孟津(もうしん)へと兵馬を進める。(講談社文庫)
読みだしたら、やめられない! 中国の大伝奇ロマン。軍師に姜子牙(きょうしが)(太公望)を得て紂(ちゅう)王討伐の軍を興した周の文王は、征途なかばにして世を去った。子姫発(きはつ)が後を嗣ぎ武王を名乗る。一方、都朝歌(ちょうか)では、千年の狐狸精妲己(だっき)(妲妃)欺弄されて、紂王が自堕落な日々を過ごしていた。諸侯は相次いで旗揚げ、武王を盟主と仰いで会盟の地孟津(もうしん)へと兵馬を進める。全3巻。
感想・レビュー・書評
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奇想天外なキャラがつぎつぎ登場して、それぞれに必殺技があり、あいまみえて(「戦うこと二十合」とか)散っていく(一道の魂魄が封神台へ飛ぶ)という中盤。いちおうそれぞれのキャラにもバックストーリーがあって、そこにたどり着くまでが軽く描かれる。
虚空に金鞭で輪を描いてうんぬんという描写もあって、読んでいるうちに「これアベンジャーズじゃん!」となったのだけど、ツイッター検索してみたらもうさんざんツイートされていた。そうだよね(笑)
しかし小説としては17世紀ごろ成立した物語だということを考えると、今のキャラクター小説(映画)やRPGと親和性があるっておもしろいなあと思う。
姜子牙に見込まれてむりやり武将にさせられた元木こりの武吉が、だんだん技を身につけて活躍していくのがいいな。仙界から力をさずかった超人が多いなかで、異色の存在です。 -
キャラクターが多いとこが好き
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武成王が西岐へ。追う聞仲。
で、ここらへんから崑崙山VS金鰲島の仙人のバトル勃発!
一聖九君のダンジョンみたいな十絶陣を、
十二大仙が攻略するという展開に(^^;
人とか仙人とか道士とか、やたら登場し、死にまくります。
趙公明も聞仲もあっけなく・・・。
ダンジョン突破(?)も戦闘も、なんだか悠長、冗漫。
でも、この話を読んだり聞いたりした中国の民衆は、
仙人等のお偉い方々が人並みの失敗とか、
紂王が昏君と怒鳴られるとか、
色恋とかやらかすのを、楽しんでいたのだろうなぁ。 -
中国文学のあるジャンルにおいては、昔々にゲームバトルの展開を確立させていた、っていうことか。
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単なるバトル小説なのか・・・?次々と新キャラと新宝貝が登場し、死んでいく。若干飽きてきたぞ。最後はどう話をまとめるのかな。
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上巻より更にさくさく死人が出ます。一杯殺さないといけないので仕方ないんだけど、皆あっさり殺されちゃう。聞仲ですらあの扱いはちょっと可哀想な気が…。人物多すぎて段々頭が混乱します。誰が誰の弟子だったっけ?とか。
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【所有】【一読】
武成王の造反から殷洪封神まで。
十絶陣破りがある意味壮絶でした。
安能務の作品





