- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061843592
作品紹介・あらすじ
今、ひとつの時代が終わろうとしていることを実感する2人の"龍"。が、その実像が不鮮明なのはなぜか。そこで、この疑問を気になる6人の論客(吉本隆明、河合雅雄、浅田彰、柄谷行人、蓮実重彦、山口昌男)にぶつけてみた。現代思想の核心に迫る磁場・サロン「進化のカフェ」で白熱鼎談の幕がおとされた。
感想・レビュー・書評
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村上龍がイケイケで、遊び歩いていたころの対談集。村上龍・坂本龍一+ゲスト、という鼎談。時代もあってか、かなり言いたい放題で、特に龍は男根主義的でマッチョな感じ。龍一はいまと変わらずクール。いまは声が小さすぎて、ピアノでしかコミュニケーションが取れないが、声が聞き取れたころの対談集。
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村上龍と坂本龍一の対談、とてもおもしろい
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啓蒙書。スキルを身に着け、日本社会の狭いルールに埋没するな、というメッセージだった。「細野、中沢」の「観光」と同時に読むと時代背景が理解できる。
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ずーっと前に早稲田古本市で買った、懐かしい本。
でも、もうちょっと悶々としてる時でないと根気よく読み切ることができないかも。。っていつもそんな言い訳してるようだけど。(笑)
この本で,様々な分野の人たちを招いた鼎談のなかで展開されている議論は創作活動をする人にとってあまり生産的ではないのかもしれないが(創造のヒントとなるというよりはむしろ分析的なので),ただ,最近になって思ったけれど,70年代にポストモダンを提唱し始めたのが日本の(特に建築界?)だったということの特異性について,ちょっと最近興味が出てきたので,その意味でいま一度読んでみたいと思っている。 -
文庫化が1988年。
今は大御所の二人だが、1980年代に発していたパワーは今も衰えていない。読んでいると二人が常に最前線でいられる理由もわかる。常に時代を先取りできるのも、様々な分野への関心のアンテナの感度が高いからだ。 -
P.18 坂本龍一(当時31歳)談 …。だって僕がつくった音楽の中で一番演歌的なものっていうのは「戦メリ」だもんね。僕はそれがウケることがとても恥ずかしい。…
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70-80年代における(ニューアカ的な)雰囲気を感じさせる本。
対談者の本を読んでいるとなお楽しいはず。
読んでいないと、きっと読みたくなるはず。 -
頭のクールダウンにぴったりだった。
2002年7月14日読了 -
081226(n 090105)
著者プロフィール
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