この輝かしい日々 (講談社文庫―大草原の小さな家 7)

  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061843943

作品紹介・あらすじ

ローラは、15歳で小学校の教師になり、はじめて家からはなれて暮らすことになった。下宿生活のつらい日々を送っていたローラを救ってくれたのは、週末になると迎えにきてくれるそりとアルマンゾだった。やがで、ローラは静かで豊かな愛をもったアルマンゾと、18歳で結婚するまでの黄金色の光に包まれた素敵な青春の日々を描く「大草原の小さな家」第7作。

感想・レビュー・書評

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  • ●ローラ・インガルス・ワイルダー
    4-06-84394-X

  • 「大草原の小さな家」シリーズもこれでおしまい。
    ローラはアルマンゾと結婚して、家を出ていく事に。

    開拓時代の過酷な暮らし、生きていくのがやっとの生活のはずなのに、
    生き生きと美しく、羨ましく感じてしまう不思議。
    この先のローラの暮らしもまた、実際には辛いものだったようですが。

    大自然の中かけまわる、感性豊かな子供の成長を、一緒に体験出来た気分です。

  • この間シリーズ第一巻を読んでから何となく全作読みたくなり大人買いしました。読み終わったのでまとめて感想を。

    シリーズ1、2巻は主人公のローラがまだ小さかったため、さまざまな問題もそれほど深刻には書かれておらずそれよりも食べ物がおいしそうだったり、大きな森や大草原の素晴らしさに訳もなく旅に出たいなあ、なんて思ったりしました。

    それがメアリーの失明、たび重なる災害とローラが大人になるにつれ家族の問題が彼女の肩にも段々と重みを増してくるようになり、大変だったろうなあと思いました。それにしてもお百姓さんってのは労多くして報われることのなかなか難しい職業だと思いました。何せ現金収入が難しいのだから何をするにしてもお金がでていく町の暮らしは辛かったろうなあと思いました。

    それでも器用なお父さん、家庭をしっかり守るお母さんの二人が居て苦労はしてもその庇護にあった頃が黄金時代だったのだとタイトルをつけたのはよくわかります。実はこの次に当たるはじめの4年間も買ってはあるのですがローラが体験する辛い経験を思うと…本をめくる気を今失っております。

    それにしても大変な時代を生きていたんだなあ。
    今はIT革命期ですがそう言う意味では自分も大変な時代に生きているのかもしれませんが地に足をつけて必死で生きていた時代が何とも輝かしく見えるのです。

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著者プロフィール

1867年、アメリカ北部のウィスコンシン州に生まれる。1932年、西部開拓時代の体験をもとにした自伝的小説、『大きな森の小さな家』を発表。『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』などとあわせ、「小さな家シリーズ」として世界中で読まれてきた。テレビドラマの「大草原の小さな家」は、このシリーズをもとにしている。1957年、90歳で亡くなる。



「2017年 『小さな家のローラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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