走れ! タカハシ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061844445

感想・レビュー・書評

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  • カープの高橋慶彦の話?と言うにはちょっと違う、高橋選手の盗塁による人間ドラマを扱った作品。ある時は盗塁するかしないか、ホームラン打つか打たないか、テニスで勝負というのもあった。読みやすく、面白い作品だと思う。

  • タイトルの「タカハシ」とは元広島カープの高橋慶彦選手のこと。
    11話の短編集になっており、それぞれの主人公は主に性的な理由で鬱憤を抱える一般男性たち。そして苦境に立たされた主人公たちは、最後に塁上の高橋慶彦に願いを託す。「走れ!タカハシ!」と。
    初村上龍でした。ねちねちした性表現にうっ…となったけど、読んでいると所々くすっと笑える表現があったりして面白かった。
    わたしはカープファンだけど残念ながら高橋慶彦がいたころの強いカープを知らない。ファンに愛された選手だったんだなぁ。

  • 高橋は必要なのかなぁ 「あたしってほら美人だから怒ると恐いらしいのね。ブスは怒ってもおかしいだけでしょ」 私も自信を持って図々しく生きよう。ニッポンハヘイワダ

  • 元広島カープの高橋慶彦選手を見ながらの一般の人々のお話。短編連作。知らないうちに市井の人々の人生に関わっている高橋選手がカッコイイ。今も昔も野球にはまったく興味がないが、これはおもしろかったし球場に行ってみたいとも少しおもった。ややエッチな表現はあるが、それでも村上龍の中では爽やかな本だと思う。

  • ストーリーが面白くて、天才!

  • あらすじ
    元広島東洋カープのショート・高橋慶彦を軸とする11編からなる連作短編集。

    感想
    元広島東洋カープの高橋慶彦の全盛期に広島ファンであった私にとっては,懐かしさを感じた作品だった。野球選手に限らず,当時の有名人などの固有名詞がたくさん出ていた。そして,都会に住む様々な人々が,高橋慶彦と様々な形で関わっているエピソードがコミカルに描かれており,楽しめた。

  • 私は25歳の千葉ロッテマリーンズファンです。

    高橋慶彦氏については2012年現在ロッテでヘッドコーチとして熱心な指導をしている姿しか知らず、カープでの現役時代の姿は記録や映像でしか知らずこの本を書店で見つけたとき「おっ高橋さんのことが知れるかも」と思い本を手にとりました。

    高橋慶彦に魅了された人々の11の物語。

    読み終わった後思ったことは高橋慶彦という選手は輝いていたということと現役姿を生で見たかったという欲求でした。

  • 覚えてないけど、高橋慶彦話題がところどころに出てくるという話しだったかなあ

  • 単身赴任の中、自宅の断捨離対象になった。
    学生時代から村上龍にはまっていた。
    内容はほとんど覚えていない。
    記憶力の頼りなさを感じさせられる。
    このころのモノはちょっと気になり、断捨離せず。 111009

  • 80年代の話。必ず高橋慶彦選手がからんでくる短編集。最後の話が一番好き。男性の視点で明るく露骨な性表現が多いので,人にすすめる時は注意したい。解説に吉本ばなな

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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