炎の経営者(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 39
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061844629

作品紹介・あらすじ

山陽線下り急行『筑紫』の二等車で、一中小企業「日本触媒化学工業」社長の八谷泰三は、当時富士製鉄社長だった永野重雄に面会を申し込んだ。終戦直後の金で3000万円の株を、持ってもらいたいというのである-。無水フタール酸の製造から石油化学全般に命を懸けたロマン溢れる男の人生長編ドラマ。

感想・レビュー・書評

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  • 日本触媒化学工業株式会社 八谷社長の波乱万丈な涙なしには語れないサクセスストーリー。

    会社の某先輩に貸して頂いた本。一時期会社で流行ったらしい。八谷社長の熱意が存分に伝わってくる話。自分の夢と日本の化学工業の夢を重ねているところが八谷社長のスケールの大きさと熱意の激しさがすごいと感じた。この人の下で働くことが出来たら無我夢中で居られて、辛いことの方が多いかもしれないが充実感を得ることができるんだろうなぁ。

  • 日本触媒化学工業の勃興をそれを支えた経営者である八谷社長の経営手腕を交えながら描いている。
    経営小説、経営者自伝はどれも自身に刺激を与えてくれるが同業他社を扱う本小説はその中でも特別である。

    問題に直面したり、モチベーションが落ちたとき再び手に取りたい作品である。

  • 日本触媒化学工業の勃興をそれを支えた経営者である八谷の手腕を交えながら描いている。多くの経営小説、経営者自伝があり、それらは刺激を与えてくれるが、本書は特にそうである。なぜなら自身の勤務する企業と同業他社であり、自社も信念を持ち変革に挑戦しなくてはならないと思わせてくれるからである。

    経営者が直面する窮地に比べれば自身が出逢う問題など屁の河童。モチベーションが上がらないとき、変革に挑戦しようとするとき、再び本書を手に取ろうと思う。

  • 化学メーカーの経営者が、その人生をビジネスに捧げた熱いストーリーです。
    少々古い本ですが、個人的にはその経営者の生き様が好きだし、とても勉強になる所が多い一冊だったと思います。
    仕事に全力投球したいと考えている人には是非オススメ!

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。化学業界専門紙の記者、編集長を経て、1975年『虚構の城』でデビュー。以後、綿密な取材に裏打ちされたリアリティに富む経済小説を次々に発表。企業組織の不条理と戦うミドルの姿を描いた作品は、日本中のビジネスマンより絶大な支持を得ている。他の作品に『金融腐食列島』『乱気流 小説・巨大経済新聞』『管理職の本分』『破戒者たち 小説・新銀行崩壊』、などがある。

「2018年 『銀行渉外担当 竹中治夫 大阪編(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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