カディスの赤い星 上 (講談社文庫 お 47-4)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061844957

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  • <上>1999.4.26〜5.2 読了
    <下>1999.5.2〜5 読了

  • アンダルシアと日本を舞台にしたサスペンス。スペイン旅行のお供にした。主人公はダイヤが埋められたギター「カディスの赤い星」を追ってスペインへ。フランコ暗殺計画に巻き込まれる。
    おそらく書かれた当時、スペインという国は日本からとても遠かったのだろう。グラナダのアルハンブラやサクロモンテの洞窟など訪れた観光地が物語の舞台になっている。
    「アマルフィ」や「アンダルシア」的な話の先駆けか。
    いろんな登場人物とエピソードが最後、一気にまとまって解決するラストは強引だけど、すごい。

  • フラメンコギターを聴きに行きたくなる一冊。
    スペインの内戦、独裁政権の実態など、
    自分があまり知らないことが描かれていたのも興味深かった。

    それにしても、主人公ハードボイルドすぎ!
    後半は、感情移入ができなくなってきました。

    全体としては、まあまあ面白いといったとこでしょうか。

  • 会社の後1月くらいは新入社員が貸してくれました。絶対面白いですよ!といわれましたが確かに面白かったです。

    逢坂氏の作品は何作か読んだことあるのですが今まで読んだものはどちらかといえば短編だったので長編でがっつり読んだのは初めてです。
    スペイン通で、フラメンコギターの腕前もかなり、と言う話は聞いたことがあったのでこの舞台の背景も納得、と思いました。

    スペインの内戦、独裁政権の実態などほとんど知らなかったので今度きちんと調べてみよう、と思いました。ひとつの出来事からどんどんと色々な方面に物語が発展するのは見事!です。フラメンコギターが聞いてみたくなります。いや、本当に。ただ主人公がハードボイルド過ぎ… あんなにヒロインの彼女に冷たくしなくても良いのでは?と言うことと不死身すぎ… いや、死んで欲しいわけではないのですが… 

    読み物として面白かったです。

  • スペインが舞台の小説。上巻はハードボイルド独特のセリフまわしや、人間関係がダイナミックに展開し面白い。が、後半に進むにつれ、はちゃめちゃ、やりすぎ感たっぷり。

  • とにかくおもしろい!

    主人公の頭の良さとフットワークの軽さに舌を巻きます。
    格好いい中年を想像しながら読んでましたw

  • 〜2000

  • o

  • 感動!驚き!冒険小説!

  • 主人公のPRマンが繰り広げるハードボイルド。重厚だけど面白い。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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