三角砂糖―ショートショート20人集 (講談社文庫)

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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061845480

感想・レビュー・書評

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  • ショートショート。三題話。北村薫さんの『夜の蝉』の中で野坂昭如さんの三題噺についての記述が出てきて、その話を読んでみたいなと思っていたけど、相撲も出てくる話だったのか。このタイミングで読めてよかった。どれも洒落てる。

  • 出題者も豪華、
    それを執筆する人も豪華です。
    さりげなく村上春樹が出ているのに
    注目です。

    面白いのは最後の
    「ショートショート…」かな。
    そう、寓話的なものがあると同時に
    関係ないでしょうが後継者にゆれる
    とある国を思い出してしまいました。

    基本的には男と女が絡む
    割と大人なテイストな作品が
    多めです。

  • ショートショートっていうのは、オチのある短い話なのかな、と勝手に思っていたのですが、落ちがあるかどうかは関係なく、短編よりも短いからショートショートなんですね。この本は女優さんの出した三つのお題をもとに作家さんがショートショートを作るというものですが(落語の三題噺というものを真似たそうです)、書く人によって多種多様です。面白いものもあるし、作品に流れている雰囲気だけで良いなあ、と思えるものもあるし、何がしたいのか分からないものもある。色んな作家の文章が読めて楽しかったです。

  • 古い

  • もちろん目当ては村上春樹。あ、なんか文章が若いっていうか荒削り。

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著者プロフィール

大正十三年(一九二四)、岡山市に生まれ、二歳のとき東京に移る。麻布中学から旧制静岡高校に入学。昭和十九年(一九四四)九月、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため四日で帰郷。二十年東大英文科に入学。大学時代より「新思潮」「世代」等の同人となり小説を書く。大学を中退してしばらく「モダン日本」の記者となる。 二十九年に「驟雨」で第三十一回芥川賞を受賞。四十五年には『暗室』で第六回谷崎潤一郎賞を受賞する。主な作品に『娼婦の部屋』『砂の上の植物群』『星と月は天の穴』『夕暮まで』など。平成六年(一九九四)死去。

「2022年 『ネコ・ロマンチスム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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