滝沢馬琴 (上) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061845589

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  • こちらは八犬伝を執筆中の馬琴の物語。八犬伝完結までの経緯を滝沢老人と個性的な家族の物語としてまとめてあります。偏屈老人の細かい日記は、今では立派な江戸風俗研究資料になってます。

  • 小心者のくせにどこまでも面倒臭くて感じ悪い、馬琴のキャラクターが堪りません。ちょっと前の時代の井原西鶴も、こんな感じの性格に設定されていることが多かった気がする。でもこないだ読んだ藤原定家もこんな感じだったような…。
    北斎の大達磨やら、矢部定謙の恋物語やらで横道にそれまくりだけど、面白いからいいやー。いざ下巻へ。

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著者プロフィール

杉本苑子

大正十四(一九二五)年、東京に生まれる。昭和二十四年、文化学院文科を卒業。昭和二十七年より吉川英治に師事する。昭和三十八年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和五十三年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和六十一年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成十四年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『散華』『悲華水滸伝』などがある。平成二十九(二〇一七)年没。

「2021年 『竹ノ御所鞠子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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