羊男のクリスマス (講談社文庫)

  • 講談社 (1989年11月8日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061845763

羊男のクリスマス (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹的、不思議の国のアリス。

    意地悪な下宿のおかみさん、導いてくれる羊博士、
    ねじれた頭の左ねじけと右ねじけ、
    そっくりな双子の女の子の208と209、
    勝手な海ガラスの奥さん、恥ずかしがりやのなんでもなし、
    小柄でかわいい聖羊上人。

    陰と陽、悲と喜、怒と笑、東と西、右と左、夢と現実。
    相対するものが合わさってできる不思議に満ちた楽しい世界。

    羊男の夏は暑い。
    "羊服"の耳が扇風機の風にパタパタとはためく姿、かわいいなぁ。

    ものごとのすべては相対するものと発想の転換。
    下は上、右は左、楽しいは悲しい、幸せは寂しい。
    でも人生はやっぱり色とりどりで美しい。

  • 羊の着ぐるみ姿の羊男。
    何から何まで羊尽くしの羊博士。

    聖羊祭日にドーナッツを食べてしまった羊男は聖羊上人の呪いでクリスマスソングの作曲ができなくなり・・・

    呪いをとくため、穴のないドーナツを持って穴の中へ・・・
    そこで出会ったのは左ねじけと右ねじけの兄弟、双子姉妹、海ガラスのおくさん、なんでもない、、
    そして・・・

    ドーナツ食べたくなります。

  • 再読。昨年の今日と今年の今日をこの絵本がリング・ドーナツみたいにふんわりと丸くつなげてくれる。中心の穴から噴き出してくる思い出は甘やかなものもあるし、焦げついたものもあるし、スパイスの効いたものもある。
    たとえ擦過だとしても、あのときのわたしたちの交流をもう一度見届けたあとのドーナツは味わい深いものになっているはず。
    それをおだやかな気持ちでほお張るのです。

    今ここにいる人も去ってしまった人もみんな。
    呪いを祝いに、祝いを祈りにかえて。
    『羊男世界がいつまでも平和で幸せでありますように』
    もちろん、わたしたちの世界も。

  • クリスマスソングを依頼されたがなかなか作曲出来ない羊男。それは聖羊祭日に穴の空いた食べ物(ドーナツ)を食べたせいで呪われたからだ、と羊博士に言われてその呪いを解こうとする羊男の話。

    羊男って羊を擬人化したものだと別の作品で出て来た時、最初は思ってましたが、どうやら違うらしいと分かってからも曖昧なイメージしか持っていませんでした。
    今回冒頭で「羊衣装」という単語が出てきて、佐々木さんの絵もあって「あ、やっぱり着ぐるみ着た人なのね」と納得。
    ちょっと変な人じゃんwとも思いますが、羊耳がぱたぱたとはためく姿を想像するとクスっと笑える。

    そんな不思議な存在の羊男ですが、今回はより不思議なキャラクター達に振り回され憤慨する。
    なかなかシュールで面白かったです。

  • 夏に読んでしまった~!!

  • 双子の女の子も登場する、羊男世界、楽しかったです。海ガラスもねじけもよかった。

    佐々木マキさんとの出会いのエピソードも、はじめて知りました。

  • クリスマスが近いのだから、読まねばなりますまい。

  • 挿絵がすごくよかった。
    自分がクリスマス会を開き、みんなをいろんな形で招待したくなる本。おっとりしたクリスマスもいいけど、今年のクリスマスは、誰かと大冒険したいなー。

  • 小学生や幼稚園生向けの本かな

    内容は絵本にしても私の好みではなかった
    ただ登場人物がみんな身勝手なように見えた、絵本によくありなとんでも展開系だった
    深く考えずに読むもの
    絵は可愛かった

  • そうだといいな。と素朴に思えた。そういうカタチもあるのかもというのは可能性とか救いのようなものを支える筋のようなものになる成分を含んでいるように思う。挿絵も作風にマッチしていていいと思う。

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