双頭の蛇〈上〉 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061845824

感想・レビュー・書評

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  • トッペは登場しないのかなぁ

  • 地方都市,平野を舞台にした物語。
    不器用な刑事の話だが、あいかわらず透明感のある美男子が登場する。
    栗本薫らしい小説の一つ。
    シリーズものではないので飽きるということはない。

  • 上下巻

  • 『双頭の蛇』東京を追い出された刑事沖竜介のたどりついた先は因襲深い平野市。権力に挑んだ(らしい)記者飯島の死についても「若様」片桐真吾の仕業と知りながら「平野の街」に妨げられ真相は闇に葬られようとする。<br><br>栗本さんの言う通り主人公の沖より脇の人たちの方がキャラクターが生きている。というか愛着もって書かれているのが分かる。地方から出てきた人が「東京に負けた」と帰ってく話はよくあるけど私にとってはどこかの地方で東京モンとして生きていくことの方が辛いだろうな。沖さんの気持ちがよく分かる。平野という「地方」に負けてしまうことの方が悔しいしやりきれないんじゃないかしら。推理小説というよりは、そういう「街」「都市」を描いた小説として面白かった。平野は伊集院さんが育ったところ。'93

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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