- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061845824
感想・レビュー・書評
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トッペは登場しないのかなぁ
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上下巻
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『双頭の蛇』東京を追い出された刑事沖竜介のたどりついた先は因襲深い平野市。権力に挑んだ(らしい)記者飯島の死についても「若様」片桐真吾の仕業と知りながら「平野の街」に妨げられ真相は闇に葬られようとする。<br><br>栗本さんの言う通り主人公の沖より脇の人たちの方がキャラクターが生きている。というか愛着もって書かれているのが分かる。地方から出てきた人が「東京に負けた」と帰ってく話はよくあるけど私にとってはどこかの地方で東京モンとして生きていくことの方が辛いだろうな。沖さんの気持ちがよく分かる。平野という「地方」に負けてしまうことの方が悔しいしやりきれないんじゃないかしら。推理小説というよりは、そういう「街」「都市」を描いた小説として面白かった。平野は伊集院さんが育ったところ。'93
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