- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061845954
感想・レビュー・書評
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青春群像劇の最たる小説。主人公がかっこ良すぎるのが(生い立ちや親の人物像も含めて)いかにも小説という体だが。
日常、よく「時代が違う」などという言葉を耳にするが、そうでもないんじゃない?青春ってもっと普遍的なんじゃないか?
尤も、青春が普遍的っていうのも変なのだけど。
男子も女子もティーンエイジャーは特に一読すべし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公の気持ちがとても丁寧に描かれているし、リアルさもある。青春の門、良いタイトル…
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途中、荒々しくてエグい部分が(たくさん)あるけれど、終盤が素晴らしい。続きも読みたい!
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名作って、やっぱ名作。
長いってことは、続きを読みたい人がたくさんいたんだなって思える本。 -
高校時代よんだな。
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代理店に勤める早稲田の文学部出の男子と話していて、「ど真ん中本」の話になり、彼があげたのがこの一冊。第6部まであるんだ~。なんか、映画を観ているような感覚。昭和初期の男女はいいね。「きっぷ」のいい人はかっこいい。
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2009/08/21
神楽坂の本屋 -
このシリーズは、1、筑豊篇2、自立篇3、放浪篇4、堕落篇5、望郷篇までを4年ほど前に従兄弟にもらった。
6、再起篇までは買い足して読んだが。7、挑戦篇8風雲篇は未読。5、望郷篇の後半から6、再起篇の前半までが少しブレというかスムーズに話は進まない感覚はある。
五木寛之さんは昭和46年ぐらいにはその時点での単行本を多く読んでいたが『青春の門』だけは未読だったので6巻を一気に読んだ。そのあと、あまり本を読まない家内も一気に読んだので。五木寛之さんの読者を惹きつける筆力のすごさを再認識したシリーズである。素晴らしいエンターテイメントだと思う。
五木さんは「のぶひろし」をはじめ数種のペンネームで作詞も多く手がけておられてヒット曲も多い。
昭和46年ごろかその後、「車」に凝っておられた時期もあって東名高速をあてもなく往復したとか。
「車」に関する短編も短編も面白く読ませてもらった。 -
大学生(特に早大生)は必読書にするべきではないかと。
大学生という人生のモラトリアムと呼ばれる時期に何を思い、何を選び、何をするか。そんな事を考えさせられる本。
昭和の時代の大学生の生き様を生き生きと描いている。
青春という青臭くて、少し甘酸っぱく、エゴイスティックな人生の特別な時期を主人公の心の揺れ方を中心に描いた名作。
読んでよかったと思う。