- Amazon.co.jp ・本 (675ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061846616
作品紹介・あらすじ
意外性、緻密な構成、発想の妙-。傑作短編推理のすべてのエレメントを含む16編収録。
感想・レビュー・書評
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かなり古めの本。これもお借りしたので「早く読まないと。。。」と仕方なく読んでみたけど、結構面白い短編集でした。
16編のミステリー短編で成ってて、皆さん戦前にお生まれになった方ばかり
夏樹静子、西村京太郎、日下圭介、岡嶋二人、近藤富枝、泡坂妻夫、連城三紀彦、陳舜臣などなどの巨匠ぞろい。
私が一番気に入ったのは、泡坂妻夫さんの『鳴神』。
東京から疎開してきた女性が背中一面に大きな刺青をもっていた。その刺青にまつわるお話。
これはミステリーと簡単に言い切れないちょっとミステリアスな心温まるドラマです。
短編でここまで胸をうったのは久しぶりだな~。
これだけ読んでも、この分厚い本を読んだ甲斐があった気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
推理小説年鑑1985
(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1799319.html)
(収録作品)領置調書(石沢英太郎)/海猫岬(山村正夫)/間違い電話(日下圭介)/鳴神(泡坂妻夫)/真夜中の殺意(大谷羊太郎)/記録された殺人(岡嶋二人)/唯一の証人(連城三紀彦)/宵待草殺人事件(近藤富枝)/防衛創(佐野洋)/キッシング・カズン(陳舜臣)/死への旅「奥羽本線」(西村京太郎)/初代団十郎暗殺事件(南原幹雄)/証言(麗羅)/秘められた心中(夏樹静子)/紫陽花夫人(小泉喜美子)/ガラスの柩(皆川博子) -
推理小説代表作選集の1985年度版
なんとなく全体にセピア色の雰囲気がただよいます。
このシリーズ古いものからずっと読んできてるんだけど
ずっと以前の作品群よりこれくらいの昭和終わり近い頃のモノのほうが
古くさく感じるのは何故かなぁ?