- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061847040
感想・レビュー・書評
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情感あふれる文章が続く。静謐な世界が淡々と綴られていく。それなのに、そこで語られているのは凄絶なほどの情念の世界だ。一度この世界にはまると、中毒のような魅力がある。気がつくと引き込まれている。
詩情ある文章が好きで、情念の世界にはまりたい方にはかなりオススメ。 (2001-01-04)
[砂の眠り] 勝木。荒浜。柿崎。そして青海。新潟県の海岸線。海浜の一角にスナビキソウの群生地が根を下ろしている。可憐で楚々とした花が守り続ける眠りとは。
[金襴抄] 痴呆の息子をかかえたぬいが死の間際に知った真実。絢爛な能装束と女の情念の行末。
収録作品 [春泥歌] [砂の眠り] [春眠] [オオマツヨイクサよ] [春の寵児] [朝の廊下] [平家の桜] [耳飾る風] [虚空の馬] [金襴抄]詳細をみるコメント0件をすべて表示
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