国語入試問題必勝法 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.55
  • (65)
  • (109)
  • (205)
  • (9)
  • (6)
  • 本棚登録 :863
  • レビュー :114
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061847743

作品紹介・あらすじ

ピントが外れている文章こそ正解!問題を読まないでも答はわかる。国語が苦手な受験生に家庭教師が伝授する解答術は意表を突く秘技。国語教育と受験技術に対する鋭い諷刺を優しい心で包み、知的な爆笑を引き起こすアイデアにあふれたとてつもない小説集。吉川英治文学新人賞受賞作。

感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 国語が好きで、国語が得意でよかった。おかげで本当に楽しく読めた。つか、ばくしょう。
    当時中学生(くらい)やったわたしは、これを読んで「勉強する理由」を見出した。それは、
    こういう話を楽しむため、や!!勉強せんと、オモロイもんもなんも分からんのや!世界を広げるために勉強するんやー!
    っていう当時の感想。久々にもっかい読もうかな。

  • 感動系から笑える話までバラエティに富んだ短編集で面白かった。

  • 面白かったです。本当に信じてしまいましたもの、国語入試問題必勝法(笑)。説得力があり過ぎるので、皆さん実践しないように気を付けてください^^
    『時代食堂の特別料理』『靄の中の終章』も良かったです。ホロリとさせられたり、“物忘れ”の思考の段階が螺旋のようにめぐっていくのも興味深かったです。そんなに厚くない本なのに、いろいろなものが詰まっている福袋のようでした。楽しませていただきました。

  • あながち嘘でないと思う。長文読解問題が苦手な私が、高校生の頃読んで心が軽くなった。「まず問題文を読み始めたね。それが間違えている。」と、家庭教師月坂の明解な解説に惹きこまれる。国語にはルールや法則があるという。大小展外誤の法則、長短除外の法則と正論除外の法則は、なるほどと感心しきり。受験者を混乱させるのが入試問題。「愚問に対しては愚答こそが正解」なんだ。家庭教師を岸部一徳さんが演じていたのがはまり役で、ドラマをもう一度観たいな。他5つの短編も、趣向のこった物語ばかり。国語が苦手な学生におすすめな1冊。

  • この本を買ったのは大学受験の年。見事、題名に騙されました(笑)  「パスティーシュ(Pastiche)とは特定の作家の文体を模倣する文学技法、および特定作品に属するキャラクターや世界観、設定を他の作品に使用した作品を指す。パロディの一形式。」 分かりやすく言うと「パクリ」になるのかもしれません。ですが著者は「決してその、悪ふざけではなく、むしろ憧れの人であるからこそ真似をした」とあとがきで述べています。「そこに笑いが生まれればアリ」と思っている僕には楽しい限り。真似をされた方々は、心中複雑だろう、とは思いますが……(笑)

  • 猿蟹合戦とは何かといわゆるひとつのトータル的な長嶋節は元ネタがわからなかったけど、それなりに楽しめた。

    時代食堂の特別料理は今はなき、週刊ストーリーランドにありそうな話でなかなか良かった。
    靄の中の終章は変にリアルで将来が不安になった。。。こうなるのはやだなぁ…。
    ブガロンチョのルノワール風マルケロ酒煮は食べてみたい!w

    後、ずっきん少女のすっぽんぽんが読みたいw

  • 文庫版は丸谷才一さんが解説を書かれていると改めて知って。
    表題作が一番インパクトが大きいです。「いろいろあった。」は一生忘れない回答だと思います。
    霧の中の終章は、本作に収録されていましたっけ?もう10年前なので、うろ覚えです。一昼夜で痴呆の最果てまでいってしまうおじいさんの話です。
    清水義範さんの作品は、「日本文学全集」を一番最初に読んで、他にも「偽日本史」「虚構市立不条理中学校」を読んだけど、本作が一番衝撃的であり、アイロニーが効いていて好きでした。
    当時自分がちょうどそのおかしな入試システムに身を置いたからかもしれません。
    今は、昨日訃報のあった丸谷さんの解説を読みたいところですが、猿蟹合戦も忠臣蔵を読んでからまた読み直してみたいです。
    かしこ。

  • 「入試問題」や、いわゆる「受験テク」を皮肉る内容もだが、
    それを教育大出身の作家が書いたってのも面白い。

    他にもパスティーシュ作はあるが、
    一番笑ったのがお詫びだらけの「あとがき」という…

  • ピントが外れている文章こそ正解!問題を読まないでも答はわかる。国語が苦手な受験生に家庭教師が伝授する解答術は意表を突く秘技。国語教育と受験技術に対する鋭い諷刺を優しい心で包み、知的な爆笑を引き起こすアイデアにあふれたとてつもない小説集。

    第9回吉川英治文学新人賞受賞作

  • パスティーシュは文学的素養が備わっていないと、しっかりとは楽しめない。つまり僕にはしっかりとは楽しめませんでした。でもそれなりに面白かったのは、パスティーシュ云々以前の作者の力量なのか。表題作よりも「靄の中の終章」「人間の風景」の方が好み。

全114件中 1 - 10件を表示

国語入試問題必勝法 (講談社文庫)のその他の作品

清水義範の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

国語入試問題必勝法 (講談社文庫)に関連するまとめ

国語入試問題必勝法 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする