海軍技術研究所: エレクトロニクス王国の先駆者たち (講談社文庫 な 25-3)

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  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061847903

感想・レビュー・書評

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    この本を読むと現在の日本が得意としている分野の礎がどの様に積まれてきたのかがよく分かる。
    この本で書かれている内容は海軍の事が主体で安易に結論を出す事は出来ないが、この本に出てきた人々が戦前から継続的に試行錯誤した結果が高度経済成長期の一端を担ったのだと理解した。
    一方でこの本の初版が出版されてから25年以上が経過しているが、エピローグに書かれている日本の技術者に欠けていた5つは未だに満たされてはいないと感じた。
    もちろん、戦前や戦中、戦後に比べれば良くなってはいると思うが、日本のソフトウェア産業やウェブサービス産業はアメリカと比較し、著しく遅れている様に思う。また、ハードウェア産業においても半導体業界を見る限りは成長はしたものの変な方向に成長してしまった様に思うよ。

  • 新書文庫

  • 4-06-184790-2 381p 1990・10・15 1刷

  • mixiの友人がレビューに取上げていたので読んでみました。
    アマゾンで探して中古本が1円、送料340円合計341円で購入。

    旧日本海軍のレーダーの開発に携わった人々の
    人間関係や人間模様、個人的性格。あるいは、
    当時に存在した組織の改編、組織的風土を描きだし、
    また、関係者が 戦後 どのように 生かされて
    行ったかなどに重点が置かれている。

    技術的な事の掘り下げは少ない。
    就寝前や朝方、お布団の中で読み、3日程で読み切れた。
    その間、昭和10年〜21年にワープしていた気分であった。
    読んで良かったと思います。


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