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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061848467
感想・レビュー・書評
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現在はダカールラリーと名称が変わり舞台も南アメリカに移ってるのですが、この作品は日本企業(パイオニア)が冠スポンサー時代の1988年クリスマスのパリから1989年1月13日セネガル迄のレースでミステリー作家の”岡嶋二人”こと井上泉と徳山諄一が競技者と同じルートを四輪駆動車で同行取材した記録です。
パリダカファンの私は最近著者の小説を読み始めた事もあってこの体験記に世界一過酷なサバイバルレースが著者の目を通してどんな風に語られるのか興味深々でした。
普通のレース参戦記や同行取材記だとどうしてもレース参加者の勝負やチーム、ライバルの動き等やはり競技中心になるのでしょうが、本作の目線は全く違い、数百万から数千万円もするバイクや車が毎日満足に食べる事も困難なアフリカの国々を疾走して行く様を白人を中心とする主催者・参加者とレースの通過点である貧しい村々の住民等との対照で描かれる内容は途中に挿入されている赤茶色い砂漠と真っ青な空の写真の様にいつまでも交わらないのです。
自動車レースに全く興味の無い方でも軽く読み通せる内容ですが著者の鋭い感覚が意外にズッシリと詰まった内容となってます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
砂漠に行ってみたくなりました。
旧植民地領に対するヨーロッパ人の図々しさは、この本を読むまでもないけれど、やっぱり考えさせられるものはあります。
読んで、感じることから始まるよね、と自分を納得させるしかありませんでしたが…
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