ノルウェイの森 下 (講談社文庫 む 6-10)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 276
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061848931

感想・レビュー・書評

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  • 大学時代、村上龍にはまりました。というより村上龍くらいしか知らなかったというべきか。インド一人旅に持参して読み耽りました。

  • ホラーかなって思って読み終わりました。

  • 久々に読みました。
    村上春樹の中ではあまり好きでなかったこの小説。
    なので、あまり覚えていなかったので新鮮でした。
    よくわからない、その上に暗い話だ

  • 別に事を荒立てるつもりは毛頭ありませんが、永沢君が一番まともかと。理解出来はしますが、どうも他の人は弱すぎるかな。まぁ小説だからキャラを立てないといけない訳だけど、社会で生きるってことは本質的に不愉快なことに遭遇しないことはないはずで、あまりに"ナイーヴ"に過ぎる。自分のことは棚に上げてるけども。
    でも作家も最終的にはどうしても生きなければならないことを提示してはいると思う。万人に平等に付与される運命たる死を自ら選ぶことについて、何らかの違和感を覚えるのは結局はその選択に不同意の意識を拭えないということだろう。
    ところで緑さんは作家の奥様がモデルではないと奥様自身がお怒りを持って否定しているそうだけど、何となくこんな人ではと思わざるを得ないことを否定できないような気が、、、

  • ...。

  • 最近、何となく読み返している村上春樹作品。おそらく初読のときとは違った感想を持つことを期待しての再読だったが、このノルウェイの森も作品の大筋の印象は変わらなかった。
    ただ高校生の頃よりは人生で色々な経験を積んだし、主人公であるワタナベ君のように私も地方から東京に出て大学生をやっていたので感じ入る部分は多かった。寂しいときは酒を飲んでオアシスを聴いていたし(オアシスは現代のビートルズ)、一人旅みたいなこともしたし、本もたくさん読んだ。jumping jack flashで踊り出す女の子には出会ってないが、私たちにはミクスチャーロックがあり、ヒップホップがあり、ハウスがあった。だからそんなディテールというか、作中そのものの雰囲気は楽しむことができたと思う。
    結局、こんな感じで最近、村上作品を楽しんでるわけだけど、文学作品としてこれらを評価すると読むこと自体に意味がないように思えるのでやめることにする。

  • 直子の死も予感あったものの、その展開には胸つまるものがあった。高校時代に仲良くしていたメンバーがあちらの世界に行き、残されたトオルは恋人の緑と2人で人生を歩むことを望むが、
    もはや混乱の中で現実の世界から遠ざかった存在として感じるのだ。エンディングは、非常に示唆的な手法で2人の今後を見せてくれた。

  • 上下巻合わせての感想。
    途中から引き込まれて行って、特に下巻のほうは、あっという間に読んでしまいました。
    登場人物それぞれが、自分なりの考え方を持っていて、みんな、大人だなぁと感じました。
    他の村上春樹さんの作品も読んでみたくなりました。

  • レイコさんの言葉は心に響きました。
    「幸せになりなさい。強くなりなさい。」

    性描写が大胆で刺激が強過ぎ、自ら命を経つ者が多過ぎるのがやや難です。
    それが文学だ!といわれればそれまでですが。

  • 上巻読んでしばらくたっていたけど
    下巻が105円で売られていたので買ってきた

    読めば思い出すと思ったけど
    これっぽっちも上巻の内容思い出さなかったので
    しかたなく上巻読み直してから読み始めました

    読みながら気づいたのは
    ものすごく読みやすい文章だということ
    内容がどうとかではなく
    情景を思い描きつつ読んでも立ち止まらずに読めるということ

    性描写がわりと多いので
    ちょっとげんなりしたけど
    この作家がというより(これしか読んだことないし)
    この本に関してはものすごく文章がうまいんだろうなとオモウ

    読んでる途中で、おかーちゃんが仕事から帰ってきたので
    おかえりーつって本を置いたんだけど
    さて、読もうと思って開いたページがまだ読んでないページで
    さらには直子が死にましたって書いてるとこが見えちゃって
    自分にガッカリ
    そうだろうなとは思っていたけど
    知ってて読むのと、読んで知るのは違う

    付箋をはった文
     素晴らしい才能に恵まれながら、
     それを体系化するための努力ができないで、
     才能を細かくまきちらして終わってしまう人(っているのよ

     「僕の目から見れば世の中の人々はずいぶんあくせくと
     身を粉にして働いているような印象をうけるんですが、
     僕の見方は間違っているんでしょうか?」
     「あれは努力じゃなくてただの労働だ」
     「努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ」

     こいつらみんなインチキだ

    星は2つってことはないけど
    3つってほどでもないかな・・・
    でもまぁ3つでいいか・・・な星3つ

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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