ノルウェイの森 (下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.55
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本棚登録 : 2891
レビュー : 259
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061848931

作品紹介・あらすじ

あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと-。あたらしい僕の大学生活はこうして始まった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同級生の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。

感想・レビュー・書評

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  • あらっ

    緑って結構、可愛いとこもあるし、ちょっと見てると可哀想になってきちゃったわ。ガンバレ!

    の下巻。

    でも最後の直子のあれは反則!
    あんなしたら結局直子のとこに戻らざるを得ないじゃんねぇ。

    レイコさんの存在がピリ辛スパイシー。

  • 最初に読んだのは高校生の時。
    友人に勧められて読んでしばらくおかしくなった。
    入り込み過ぎたんだと思う。
    それから封印したまま20年近く経ってから読んでみた。
    前回読んだときとは違うカンジ。
    前よりもよく内容がわかる。

    でも、より一層傷ついた。
    つらい。つらい。

    振り回されることはなくなったけど、
    やっぱり痛めつけられた。
    しばらくまた、封印かな。

  • これまでの人生の中で、一番繰り返し読んだ本。
    映画を見て、自分の好きだったせりふやシーンが含まれていないことからも、人それぞれ感じ方が違う本だと思うし、自分自身でも、読むたびに印象が大きく変わる本。これからも、定期的に読んでみようと思う。

  • 授業の課題で何年だかぶりに読みなおしたのだけれど、やはりなにかが引っかかって、どうにもたった二千字だかが書けなくって、放ったらかしたのでした。
    助けたいとか、波長が合ってしまうとか、不完全とか、平等とか。

    余談:
    クラスメイト男子が「大学生ってこういう(ワタナベ)みたいな生活なんだと思ってた」と言っていておどろいた。
    言いたいことはわかるけど、でも、さあ!(なにか引っかかる、っていうのは私はワタナベくんが嫌いだからってこともきっと大部分を占めている)(だって、むかつく!あなたって面白い喋り方をするのね、とか なにそれ。この、私の理想像、的なもの)

  • 登場人物たちの、会話が好きです。
    洒脱でユーモアがあって。特に、ワタナベと緑の会話。

    印象に残ったのは、レイコさんからの手紙の一文。
    「事態がどれほど絶望的に見えても、どこかに必ず糸口はあります。まわりが暗ければ、しばらくじっとして目がその暗闇に慣れるのを待つしかありません。」

    私は、周りが真っ暗な時、「傷だらけになっても動く」という方法だって、あると思う。自分も含めて、世の中には「傷だらけになっても動くしかない」と思っている人間が多いのからこそ、この一文が印象に残ったのかもしれないと感じた。

  • 前半はあまりの性描写の多さに食傷気味。。。ここまで書かれると性的小説のような扱いをされるのもわかる。

    「人が人生を生きること」
    これがテーマだと感じる。
    「“恋愛”ってなんなんだろう…」
    この疑問が常に沸き起こる小説だ。
    僕と直子と緑の関係からは、(1人だけが相手のものじゃないんだ)、(セックスはイコール恋愛じゃなくて会話のような、呼吸のようなものなのかもしれない)と感じる。

    「自分に同情するな」「自分に同情するのは下劣な人間のすることだ」本作で1番ズーンときた言葉。

    なんとはない文章なのに読み応えがあり常に頭が考える方向に向かうような、テーマは性描写なのに読み終わってどこか心地よい、そんな小説は、村上春樹を読むたびに感じる(まだ2作目だが…)。
    もっと読もう。

  • 久々に読みました。
    村上春樹の中ではあまり好きでなかったこの小説。
    なので、あまり覚えていなかったので新鮮でした。
    よくわからない、その上に暗い話だ

  • 再読日 11111111 19960103 20000512

    愛でも友情でもないなにか。19960103

    あらためて読み返すと、ひとつひとつの描写がかくも美しい小説もないのではないか。直子の「ときどき私に会いに来て、そしていつまでも覚えていて。私が望むのはそれだけなのよ」という言葉がせつない。直子の青く儚げなイメージが綾波レイとずっとダブっていた。20000610

  • 凄く読みやすかった。
    「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」っていう永沢さんの言葉が印象に残った。
    主人公に関わる人達が続々と自殺していっちゃった理由は分からない。
    だけど生き残ってる人達は物事をあれもこれもって沢山抱え混み過ぎない性格な気がする。人前で無理し過ぎないというか。思ってることちゃんと相手に伝えられるというか。
    何年後かに読み返したら、彼らの死を理解できる日は来るのかな。

  • 鬱な時に読むと、余計鬱になる本。
    分かっているんだけど、ああ、久し振りに読んでしまいました。

    限りない喪失の物語。
    最初読んだ時はワタナベ君と同世代で、先が読めない中どんどん魅き込まれて、最終章の冒頭で計り知れない衝撃を受けました。
    結末を知って再読する今は、ただ、ただ、読むほどに寂しくなってきます。
    それでも読んでしまうのは、ラストに希望が持てるせいなのか。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月7日発売の『文学界』で短編小説を2作掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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