村上龍全エッセイ 1976‐1981 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 157
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849075

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  • 村上龍、初期のエッセイ。
    若い頃はイキがってた人なのかな?
    彼のどちらかといえば最近の小説ばかり読んでいたから、若い頃の文章にトンガリを感じた。

    リアリズム色の強い作家だと評されている通り、淡々とした文章が目立つのだけれど、女性を官能的に表現することにかけては日本語の綺麗さが半端ない。特に以下の部分。

    >乳首の周囲に細かい突起があり夏の髪は短く、形のない物に怯える夜を始めて迎える、深く酔ってもシーツに睫を落としたりしない、男の肌に触れていく順序と速度を知っていて、高いところから都市を眺めたいと思う、煙草がフィルターだけになるのを嫌う、マスカラと下着の色で自分を守る、常に昨日のことを思い出す柔らかい太股の内側の肉を持つ、それが、三十年程生きた美しい女だ。そういう女と共にベッドで目覚めるシーンで、ルイ・マルの「鬼火」は始まる。


    「言語から映像へ」と題するインタビューにある、戦争についての部分に読み応えを感じた。
    抽象的な空論ばかりではなくて、具体的な話に落とし込めているのがさすがだなあと思う。それが自分の読んだ小説や観た映画の紹介だったり引用なのが素敵。

  • 思いのほか実直に書かれていた。
    芥川賞を取ってからスタイルを確立させるまでの試行錯誤には感服する。
    満足度8

  • 100817(n 100831)

  • エッセイまで読むのだから余程コインロッカーベイビーズが面白かったのだと思う。

    2002年5月19日読了

  • 古本屋で購入


    リュウの小説やらエッセイやらが好きなのは
    シンプルでタフでリアルっていいなって思ってるからで
    そういうものごとや一面に惹かれる。
    全部それじゃないところがいい。人間だし。

  • 初期の村上龍を見ていると、なんだか若さを感じます。
    なんだかというのはとても曖昧ですが、まだ全ての男はー のように偉そうではありません。
    そんなかんじです。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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