シンデレラの殺人銘柄 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849099

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  • 山村美紗が得意なのは,京都の話題の次に、株の話題といわれている。
    バブルがはじける前は、かなり京都の証券界をならしたらしい。

    本書でも,随所に株をやっていないと分からないような知識がでてくる。

    この物語の中で、売買している銘柄はほとんど実在の会社なので,
    それぞれの会社にとっては嬉しい宣伝材料だろう。
    なぜなら、バブルがはじける前の話題なので,
    ほとんど株が上がったという話題しかでてこないからだ。

    最後にシンデレラになるが,株を買わずに、シンデレラ銘柄そのものは存在しないところが,山村美紗の慧眼だろう。

  • 110501

  • バブリー時代全盛期です。

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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