- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061849419
感想・レビュー・書評
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田沼意次と吉良上野介は悪の象徴という時代から田沼は経済に明るい先駆者という評価されるようになった。本作はそのような評価をせず、何をしたのか、を積み重ねて作品化している。歴史上の人物も高尚な理想からではなくひどく私的な欲望から政策が生まれるので今の政治家と変わらない。
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徳川家治の恩に報いようと奔走する意次というのは、面白い意次像だ。意次の立場やその変遷と、財源を求める視線の推移、失脚と、当時の幕府の構造も絡めて進んでいく物語はなかなか読み応えがあるし、面白い。
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