グルメ列車殺人事件 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849525

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  • グルメ列車殺人事件は、
    東海道新幹線に食堂車(ビュッフェ)や個室があった時代
    東京大阪間の時間がどんどん短くなっていくとともに、
    食堂車や個室がなくなってしまった。

    現在は,喫煙車が減っている。

    ひかりで米原に止まる列車の話題は、面白い。
    名古屋の描写は、いつもながら手抜きなのが悲しい。

    山村美紗をもっと名古屋に招待すべきだったろう。

  • 短編集…なのですが、どこか時代を感じさせる単語や背景が。
    「ナウい」は、この頃流行っていたようです。

    表題になっている「グルメ列車」が本当に存在するのか
    存在してもこんな状態なのかは分かりませんが
    こういう列車は、確かにあまり風情がないかも。
    そして最大のトリックは、聞いてしまえば早かったかも…と
    思ってはいけないのです、よね?w

    そして久しぶりの株話。
    前に出てきていた人もちらりと出てきます。
    今回は株話が他にも入っていましたが
    この頃株が流行っていたのでしょうか??

    この短編は、いつもの刑事ではなくて
    コンビを組んでいる人の方が出番多かったです。

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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