バンドネオンの豹(ジャガー) (講談社文庫)

著者 : 高橋克彦

• 講談社

感想・レビュー・書評

[Bookriumさんの感想 · 2019年2月8日]

まさか、ここまでぶっ飛んだファンタジーだったとは、、、
高橋氏の作品というだけで内容を事前確認せずに読んだだけに、期待値とのギャップが大き過ぎた。

[フデさんの感想 · 2008年12月21日]

ギアナ高地で恐竜発見？！
大阪万博で女子高生誘拐！！
そんでもって地球の内部は空洞だ？！！
『総門谷』作者による大冒険活劇。全三部作（予定）の第一弾。
フィロンの世界七不思議やらUFOやら太古の生物やら宇宙人やら、
少年時代に空想したような世界がぎっしり、これでもかとばかりに詰め込まれた一冊。

本の厚さに対してぶち込まれた素材の量が多いもんだから、ものすごい濃密です。
「ちょｗｗまたブルー・ブックｗｗｗ」とか「おまｗｗインターポールｗｗｗｗｗ」とか、
言ってる間にあれよあれよと物語は終着点に到着します。
好きだなぁ、こういうトンデモ展開。

著者プロフィール

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年に『緋い記憶』で直木賞、2000年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞。
本作『水壁　アテルイを継ぐ男』は、著者のライフワークである東北を舞台とした歴史大河小説シリーズの一作で、時代の順では『風の陣』（全五巻）、『火怨　北の燿星アテルイ』（上下巻）に次ぐ作品となる。以降、『炎立つ』（全五巻）、『天を衝く』（全三巻）と続く。

「2020年 『水壁　アテルイを継ぐ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」