- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061849846
感想・レビュー・書評
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ショートショートといえば、で真っ先に名前が上がる星新一は、どこかお伽話のような世界観でお馴染みだけれど、清水作品には星新一とは違う庶民っぽさというか若干の下世話テイストというかが含まれていて「永遠のジャック&ベティ」も、そこらへんの要素ならではの面白さに仕上がっている。
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20年前にこんなシュールなパスティーシュがあったとは。このメタ的な発想には驚きです。
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清水義範の真骨頂とでもいうべき、あまりにも具体的かつ、リアリティのない妄想がつまった短編集。特に表題作の『永遠のジャック&ベティ』は、ごくごく短いページ数ながら、立ち上がれなくなるほどの破壊力があります。代表作である『蕎麦ときしめん』は名古屋人に関する妄想なので、めちゃくちゃ面白いんだけど、そんなに名古屋を知らない人にとってはそこまで笑えないという欠点がある。だけどこの『ジャック&ベティ』は中学校で英語を勉強してきた人なら、絶対に誰でも楽しむことができる内容です。むしろ中学校の教室で、みんなで回し読みしていたときが一番笑えたのかもしれません。
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清水義範の天才っぷりがここにも発揮されています。
幅の広さもピカいち。何か読むものに困ったらこういう短編集に当たると良いでしょう。 -
「永遠のジャック&ベティ」はおもしろかったが、その他の短編は時代を感じるものが多く、読み進めるのも理解するのも難しく途中で挫折。
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すごい笑った。小説(と、言えるかどうか)読んで、こんなに笑ったのは久しぶり。
図書館の裏の裏にあったので、すごい匂いで、表題作と「インパクトの瞬間」しか読めなかったけれど、お洒落でちょっとエッチな文章。村上春樹にも少し通じる、頭の良さそうな文章。
どちらも10分もかからないので、ぜひ、笑ってほしい〜。
著者プロフィール
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