ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1103
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850057

作品紹介・あらすじ

『羊をめぐる冒険』から4年、激しく雪の降りしきる札幌の街から「僕」の新しい冒険が始まる。奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら「僕」はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。70年代の魂の遍歴を辿った著者が80年代を舞台に、新たな価値を求めて闇と光の交錯を鮮やかに描きあげた話題作。

感想・レビュー・書評

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  • 20140122

    春樹の羊シリーズの中で一番面白いと思う
    ピンボールなんかはまさにただすり減らしているだけという印象が強かったが
    このダンスダンスダンスは、自分の内面と真摯に向き合おうとしている印象を受ける

    今まで僕の宇宙に浮かぶ部屋の中をただ通り過ぎて行った人々
    その度に自分をすり減らしていった僕
    通り過ぎて行った女の子の中の一人、キキ
    部屋を出て行った人の中で、再び戻ってきた人は一人もいない
    しかし、今回はキキに会おうとする
    いるかホテルのメガネの女の子とは寝なかった

    僕は無意味に自分のをすり減らすのをやめて、今まで固めてしまったものを少しでも元に戻そうとしているのが感じられる

    このシリーズを今まで読んでいて、僕が何かを失うと、読者である私自身も同じように傷ついたし傷つくのに慣れたと言っても喪失感を蓄積せざるを得なかった
    自己の修復作業にかかろうとしている僕を見るのは私としても嬉しいことなのだ

    下巻がたのしみ!
    音楽がなっている間は踊り続けよう!

  • 札幌、東京が舞台なのに、なぜか外国の小説のような雰囲気があります。

  • 2003.1.2 ~ 16 読了

  • 自分のリズム、自分のステップをきちんと踏む。
    案外難しいものです。
    ただ、それしか出来ないだろうけど。

  • 学生のころに読んだきりだったので、内容もだいぶ忘れていた。
    昔は、主人公がちょっとくせのある人間のような印象を持った。
    でも、今回は、とても誠実な人物であるという印象のほうが強かった。
    前作ですべてをなくした人が、4年を経てひととおり人生を回復していることに、ある意味での安心を感じた。
    人は生きていけるのだ、と。

  • 11/90

  • ★評価は再読後に。
    あんまり詳しくこの作家のことを知っている訳ではないですが、このキャラクラターというか設定に拘りでもあるんですかいな?完全に今から振り返ってみてみたいな感じの感想ですが、まだ作家としての模索段階なのかな?この時点では。特別羊男とかのキャラが嫌いな訳ではないけれどどうも世界を狭めてしまっている気がする。
    あと意外にこの時点ではこの作家は時流に反応している、選択する言葉に時代を感じさせる。歳月を経たからか今はそんな感じはあまり受けないから余計に目立つ感ありです。

  • 「羊をめぐる冒険」以来、「世界の終り」「ノルウェイの森」を経て、久しぶりに羊男に会えます。村上春樹の小説の主要人物に13歳の少女が登場するのは、珍しいですね。

  • たまらん

  • 羊男との出会う前から話が何となく楽しかった。後半から段々と話が現実味を帯びてきて少し退屈だった。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーターキャット」を国分寺に開店していた。
1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴があるが、芥川賞は候補に留まっただけで受賞しておらず、賞に対する批判材料となっている。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年の発表時期は日本国内でニュースになっている。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。
翻訳家としての仕事も高い評価を受け、フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけてきた。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、いまなお作家として成長を続けている。
代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。

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