ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)

著者 : 村上春樹
  • 講談社 (1991年12月発売)
3.57
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  • 本棚登録 :1071
  • レビュー :54
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850064

ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 20140131

    別れた妻だってコールセンターの女の子だって、僕は本当には求めていなかった。
    そしてだんだんもう一つの世界に近づいて行った。
    羊男は言った。これ以上損なわないためにも、人が感心するくらいに踊り続けろと。
    君が求めて僕が繋げるのだと。

    何も求めなかった主人公が、ラストではユミヨシさんを現実的に求めたことに感動した。
    五反田君を失った。
    村上春樹の小説は非現実的であるようだけど誰の心にも通ずることのある普遍的な心象を描いているように思う。
    喪失感。
    かっこう。

    このシリーズの中で一番好き。最初から最後まで独特のスピード感がある。
    そして私は今とてもハワイに行きたい。

  • 初めて読んだ時の印象と随分と違う気がする。環境も違うし、自分の年齢も変われば、感じ方も違うのだろうが。でも、この感じ方はいいなぁ、と思う。
    久しぶりに読み返して、よかった。

  • 「人というものはあっけなく死んでしまうものだ。人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。だから人は悔いの残らないように人と接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。そういう努力をしないで、人が死んで簡単に泣いて後悔したりするような人間を僕は好まない。個人的に」

  • 生きることは失うことだ。

  • 一言で感想を述べてしまうことがためらわれる作品だ。
    来るべき時がきて、うつろってゆく。
    とどまることを決意した僕。
    決して手を離してはいけない、気をぬいてはいけない。
    羊男とキキの声が聞こえてきそうだ。

  • ときどき五反田くんに会いたくなってこの本を開きます。

    曖昧で微妙な世界、それでも現実にとどまることを決めること。
    素敵な物語です。

  • 高校生の頃に読んだノルウェイの森がどうも好きになれなくて村上春樹はずっと敬遠していたのだけど、ノーベル賞の候補に何度もなり海外での人気も高い村上さん。高校生ではなくなってずいぶんと大人になった今読んだら何かが違うかもしれないと思い、わりと村上さん好きな夫にオススメを聞いて読んでみた。

    結果、やっぱり苦手だった。
    印象の流れとしては、中二病こじらせてる→カフカの影響受けてるのかな?→ちょっとおもしろくなってきたかも→苦手な理由がわかった。自分が少女漫画を苦手な理由と似ている。

    おもしろくなくはないのだけど、やっぱりどうしても苦手だということがわかった。
    苦手な理由をながながと書いてもおもしろくないのでやめる。

    でも嫌だと思うことも含め、様々なことを感じさせるところはやはりすごい作家さんなのだろうと思う。

  • 12/91

  • 主人公の僕と五反田君が真面目に冗談を言い合っているところなんかが良かった。感情の動きが、中学、高校時代の頃に戻った、青年のような感情の揺れを、私も小説から感じ、感動的だった。(感想がまだまとまっていないので、ちょくちょく書き足していこうと思います。)

  • ★2.5かな。
    どうやら『ノルウェイ』の次の作品みたいだけど、こりゃアンチは飛びつく内容かと。現時点の作家の到達点からの振り返りもあるが、悪とか嫉妬とか人間のダークサイドが全く表現されていない気がする。ただただ内向的な男の煮え切らないお噺。「踊り続けるんだ」というキャッチーな言葉だけが宙を漂っている感じで、『ノルウェイ』の次、あるいは羊シリーズという観点からも後退感を受ける。

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