春秋戦国志 (上) (講談社文庫)

  • 講談社 (1991年1月1日発売)
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本 ・本 (406ページ) / ISBN・EAN: 9784061850132

感想・レビュー・書評

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  • 上、中、下、三巻の内の初めの一巻。東周の始まりから鄭の祭足、斉の桓公と管仲、鮑叔の時代。
    傾国の美女番付面白かった。

  • <上中下3巻を通してのレビュー>

    中国故事名言の九割以上を産んだとされる春秋戦国時代はまた、国家形態の原型が造られ、諸士百家などすぐれた思想家たちを輩出させた、世界的に稀有な時代でもあった。
    その五百五十年を軽妙に綴る出色の歴史物語。


    春秋時代・戦国時代に関する事柄を一通り読み終えてから本作を読むと面白いです。
    その時代に生きた様々な人物の様々な事柄が掲載されていて、人物と事柄を縦横斜めに繋いでくれる・・・・・そんな一作です。

  • この歴史小説は、「封神演義」(全三巻)を書かれた同氏による続編です。
    物語は、紀元前七百年代の中国古代戦乱時代を題材にしたものです。
    この上巻では、初期から斎王最盛期頃まで書かれています。

  • 2016/12/4

  • 寡作の奇才安能務の春秋戦国史。上巻は祭足と管仲の二人の宰相を軸に展開する。中巻から諸子百家と晋の隆盛ですかね。

  • 筆者が言い切る「春秋戦国時代は、中国4千年史におけるただ一度の黄金時代」という歴史感にはただただ、共感。

    かくのごとく、伸びやかにしたたかな時代をよく捉えていると思う。

    しかし、乱世ゆえ登場人物が多いのが難点。

  • レビュー

  • 読み物としてはなかなか面白い。
    ただ、著者がなんと言おうが『十八史略』をもとにした時代小説であることに変わりはないので、これをもとにして史実は語れない。
    たとえば、有名な言葉に「臥薪嘗胆」という言葉があるが、これは『十八史略』に出てくる宋代あたりに流行った造語なようで、『史記』や『呉越春秋』などの歴とした史書のたぐいには出てこない故事である。
    僕の感覚では史実にそった故事が六割くらいで、四割はフィクションかな。
    これを読んで春秋戦国時代に興味をいだき、史実に興味がでた方は『史記』を読めばいいと思います。

  • 全三巻

  • 春秋戦国時代の有名な人物たちを、年代順に順々に取り上げる。春秋戦国時代の入門、おさらいにもってこいの作品。人によってはこの著者の人物造形が馴染めないこともあるらしいが、私は何の問題もなく面白く読むことが出来た。
    でも上巻冒頭の美女講釈は読み飛ばしたほうがいいかも。

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