浪花少年探偵団 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850293

感想・レビュー・書評

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  • 東野圭吾といえばミステリーのイメージしかなかったが、ちょっとコミカルなミステリー?推理小説を書いていたのが意外だった。

    しのぶ先生のキャラクターがとても魅力的で色々な人とのやりとりがとても面白く読めた。何気ない一言が沁みるように心に感じる先生。

  • 東野圭吾さんが1980年代に書いた作品。
    25歳美人で大阪弁の柄の悪い喋りのしのぶセンセと、教え子、警察官が事件を解決に導く短編集。
    大阪のマイナーな地名や自然な大阪弁のやり取りに親しみを感じました。

  •  軽くてすぐ読める短編集。中学生くらいからでも読めそう。大阪の小学校教師・しのぶセンセが殺人事件に首を突っ込んで、刑事顔負けの推理力で事件を解決に導く。
     ケーキの中から血のついたナイフや風船で凶器処分など荒唐無稽な事件もあるが、コミカルな展開に比べて中身は意外としっかりめの本格。ドラマ化しやすそうな内容だが、現代ではあり得ない展開が多い。平成初期の子ども向けアニメや、今ならEテレでやってそう。コナン君の少年探偵団活躍回の大阪版という感じ。関西弁もコテコテ。「おまへん」って久しぶりに見た。笑

  • 竹内しのぶ先生 大阪、ソフトボール、パワー全開
    漆崎、平野刑事
    田中鉄平、原田

  • 時代背景と街の雰囲気が好きです。

  • しのぶ先生が強烈で小学生もコテコテすぎる部分はあるけど、著者作品の中ではかなりポップでよかった。

  • トリックにはあまり驚きはなかったが、しのぶ先生と新藤や子供たちの関わりがおもしろかったので☆4にしました。

  • 3.5
    シノブ先生のキャラがストレートでいい。生徒と新藤刑事と本間さんを含めたドラマにありそうなやりとりも面白い。

  • どたばたコメディのミステリー
    謎D同様、軽く読める物語です。

    20年近く前に書かれた連作ミステリーとなっています。
    ストーリーがどうこうとかトリックがなんちゃらとかいうレベルの話ではなく、エンターテイメント重視のコメディミステリーとなっていて、主人公しのぶセンセとその教え子たちの活躍を楽しむ物語となっています。そう、「コナン」や「謎解きはディナーの後で」と同じタッチ(笑)

    本作では5編が収録されています。
     しのぶセンセの推理
     しのぶセンセと家なき子
     しのぶセンセのお見合い
     しのぶセンセのクリスマス
     しのぶセンセを仰げば尊し

    関西弁での掛け合いやしのぶセンセをめぐる恋の駆け引き?や子供たちのずるがしこさなどなど、コミカルにテンポよく謎解きしていきます。

    これも、何年か前にドラマ化されていましたね。
    TVドラマで見るにはちょうどよいストーリ仕立てだと思います。(当時からドラマ化を意識していたりして..)

    ということで、軽いタッチで元気のでるお話でした。

  • 最初はしのぶセンセのことはあまり好きではありませんでしたが
    (言葉遣いの悪い女性は好きではないので)
    読み進めるうちにその魅力に引き込まれていきました。

    解説の宮部みゆき氏も書いていましたが関西弁というのは
    妙に歯切れがいいしテンポもいいしでコミュニケーションに
    便利な言語だなぁと思いました。
    ここまで関西弁丸出しの小説も珍しいので読後も
    妙に耳に残ると言うか目に焼きついていると言うかそんな感じです。
    大阪や関西に行ったのは数えるほどしかありませんが
    阪神ファンと言うこともあり関西弁には親近感を持っていましたが
    この小説でより関西弁が好きになりました。

    謎解き自体は凝ったものではないのでミステリーとして楽しめる
    作品ではないですが、東野作品にしては珍しいホンワカとした感じや
    時折見せる昭和な雰囲気が小気味良く感じられる作品でした。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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