浪花少年探偵団 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2120
感想 : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850293

感想・レビュー・書評

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  • 東野圭吾といえばミステリーのイメージしかなかったが、ちょっとコミカルなミステリー?推理小説を書いていたのが意外だった。

    しのぶ先生のキャラクターがとても魅力的で色々な人とのやりとりがとても面白く読めた。何気ない一言が沁みるように心に感じる先生。

  •  軽くてすぐ読める短編集。中学生くらいからでも読めそう。大阪の小学校教師・しのぶセンセが殺人事件に首を突っ込んで、刑事顔負けの推理力で事件を解決に導く。
     ケーキの中から血のついたナイフや風船で凶器処分など荒唐無稽な事件もあるが、コミカルな展開に比べて中身は意外としっかりめの本格。ドラマ化しやすそうな内容だが、現代ではあり得ない展開が多い。平成初期の子ども向けアニメや、今ならEテレでやってそう。コナン君の少年探偵団活躍回の大阪版という感じ。関西弁もコテコテ。「おまへん」って久しぶりに見た。笑

  • 竹内しのぶ先生 大阪、ソフトボール、パワー全開
    漆崎、平野刑事
    田中鉄平、原田

  • 時代背景と街の雰囲気が好きです。

  • しのぶ先生が強烈で小学生もコテコテすぎる部分はあるけど、著者作品の中ではかなりポップでよかった。

  • トリックにはあまり驚きはなかったが、しのぶ先生と新藤や子供たちの関わりがおもしろかったので☆4にしました。

  • 3.5
    シノブ先生のキャラがストレートでいい。生徒と新藤刑事と本間さんを含めたドラマにありそうなやりとりも面白い。

  • 最初はしのぶセンセのことはあまり好きではありませんでしたが
    (言葉遣いの悪い女性は好きではないので)
    読み進めるうちにその魅力に引き込まれていきました。

    解説の宮部みゆき氏も書いていましたが関西弁というのは
    妙に歯切れがいいしテンポもいいしでコミュニケーションに
    便利な言語だなぁと思いました。
    ここまで関西弁丸出しの小説も珍しいので読後も
    妙に耳に残ると言うか目に焼きついていると言うかそんな感じです。
    大阪や関西に行ったのは数えるほどしかありませんが
    阪神ファンと言うこともあり関西弁には親近感を持っていましたが
    この小説でより関西弁が好きになりました。

    謎解き自体は凝ったものではないのでミステリーとして楽しめる
    作品ではないですが、東野作品にしては珍しいホンワカとした感じや
    時折見せる昭和な雰囲気が小気味良く感じられる作品でした。

  • しのぶ先生と生徒と同じみの刑事さんたちが毎回登場する、
    短編集です。

    これはけっこう面白い!
    なかなか気に入りました。

    続編「しのぶセンセにさよなら」を早く読みたい。

    ただこれは著者が東野さんじゃない、
    って言われても普通に納得できそうな、
    ほんとごくごく普通な感じを受けました。
    そこがまた良いのかもしれん。


    私は本間よりも新藤派です。
    最後新藤さんとどうなるのか、良い結末になるのかな。
    そこらへんも気になる。

    20071218

  • いや~、おもろかったわ~。
    関西弁バリバリで元気が出る推理小説だったわ~。
    何度も笑わせてもらったわ。

    小学校の竹内しのぶ先生は、べっぴんなのに口も足も手も早い先生。
    その先生とクラスの子供たちが事件を解決していく5つの短編小説。

    ほんま、このセンセわらかしてくれるんよ。
    口は悪いけど、めっちゃ愛情のあるせんせやて、好きやわ~。
    推理としては、私でも分かっちゃうくらいイージーやけど
    ほんま、みんなの会話がめっちゃおもろいねん。

    ついつい、感想も関西弁になっちゃうけど、これは絶対にお薦め。
    元気のないときにまた読んでみたいわ~。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「感想も関西弁になっちゃうけど」
      良いねェ~
      「感想も関西弁になっちゃうけど」
      良いねェ~
      2014/07/11
    • み~こさん
      実は東京出身です。
      「なんちゃって関西弁」使っちゃいました~~。苦笑
      実は東京出身です。
      「なんちゃって関西弁」使っちゃいました~~。苦笑
      2014/07/12
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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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