柳生非情剣 (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 302
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850361

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  • 柳生好きにはたまらん。「柳生の鬼」は傑作ではないか。ラストに思わず「うまい!」。ほかにもラストに余韻がただよう好編揃い。なんだかおかしな矜持を持っているな、みんな。

  • 短編集

    ①慶安御前試合(柳生連也斎)
     尾張柳生兵庫助利厳の息子兵介(連也斎)と迎え撃つ江戸柳生宗冬の家光御前試合までの道中前哨戦。
    ②柳枝の剣(柳生友矩)
     家光と友矩の愛なれそめ
    ③ぼうふらの剣(柳生宗冬)
     又十郎(宗冬)が父との剣術指南の後、逃げ出し金春流に入門して猿楽学ぶ。結果として奥義を知る。
    ④柳生の鬼(柳生十兵衛)
     柳生の里で故老とあほの太平の村八分による十兵衛の昇華。
    ⑤跛行の剣(柳生新次郎)
     合戦の銃撃により不自由となった足を元に新たな剣を開発。その後の襲撃により再度足が不自由となるが、再度復活を果たし独自の剣を開発する。
    ⑥逆風の太刀(柳生五郎右衛門)
     関ケ原小早川秀秋についていた五郎右衛門が小早川の子供の忠一に反旗を翻し最終的に討ち死にするまで。

  • 連也斎・十兵衛・宗冬・友矩らの鮮やかな生死。奔放な発想とゆるぎない筆致で迫まる奥深い人間のドラマ。異様な迫力で柳生の剣と人間を描く出色の時代小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

  • ”見てきたように、ものを云い”と言いますが、隆慶一郎の作品は、映画やTV的といいましょうか、目の前で息遣いが聞こえてきそうな表現が魅力です。
    あとがきにありましたが、隆慶一郎は「見えたものを書いた」といってます。
    つまり”人がなんと言おうと、俺にはそう見えたんだ。感じたんだ。なんか文句あっか?”という所信表明なわけで男らしいです。魅力的です。

    そしてもうひとつの魅力は、歴史の教科書のスピンオフと言いましょうか、脇役を主役に持ってきて活き活きと描き、歴史の意表を付く面白さにあります。歴史好きほど、教科書で主役を張る人物が脇役の視点で描き直されたときの意外さや、脇役の意外な格好良さにハマります。

    また、隆作品はキャラに統一性があり、ある作品で描かれた人物は他の作品でも同様のキャラで描かれて再登場するので、これも読むほどにハマる隆作品の面白さのひとつではないでしょうか。

    本作は、徳川家将軍指南役柳生家の目から見た徳川家を描く時代短編小説6編です。
    慶安御前試合・柳生連也斎、柳枝の剣・柳生友矩、ぼうふらの剣・柳生宗冬、柳生の鬼・柳生十兵衛、柳生跛行の剣・柳生新次郎、逆風の太刀・柳生五郎右衛門。

  • 隆先生の敵役として欠かせない柳生一族剣豪列伝。
    知名度ではやはり十兵衛か。柳生兄弟の場合性格の違いが剣の個性になっているのが面白い。

  • 柳生十兵衛を描いた「柳生の鬼」は、「七人の十兵衛」で既読。いずれの話においても、剣を極め「人でなし」となった柳生の剣豪の迫力に圧倒される。

  • キャラの統一性があれば、もっと良かったのであるが・・・。
    それでも、柳生一族恐るべし。一人一人に物語があるなー。

  • 10年以上前に読了

    柳生新陰流の勉強になり、人物の相関関係を覚えることができた。

    どのエピソードもよかったと思う、詳しい記憶が残ってないため再読の要あるかも?

  • 柳生一族の壮絶な確執と生き様!剣の道に生きるとはかくにも一途なのか。
    宗矩は別ね。十兵衛の話に胸が熱くなったよ!

  • 柳生新陰流の勉強になった。

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