下天は夢か(一) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850583

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  • 言わずと知れた戦国の英雄、織田信長を題材とした小説。
    その彼の生涯と取り巻く歴史を単なる英雄物語ではなく、リアルに、質実剛健に描こうとする筆者の意思が感じられる作品。信長の世界飛躍への夢の名残を残して、物語は幕を閉じる。

    全体としての出来はそれなりだとは思うのだけど、なにかもう一つ物足りない感じも覚える。筆者の物語を織りなすペースが、読者の盛り上がりのリズムとシンクロしにくいものなのかもしれない。

  • 熱すぎる!

  • 家督相続〜美濃攻め(墨俣手前まで

  • 津本版「織田信長伝」。全四巻中の第一巻。秀吉関連の「夢のまた夢」に感じた津本氏の独自性は未だ感じず、ずいぶん大人しいなぁと感じるところ。物語としては、信長家督相続から桶狭間、そして美濃攻略前半期までを叙述。

  • <1> 2000.4.16~23 読了
    <2> 2000.4.24~5.1 読了
    <3> 2000.5.2~17 読了
    <4> 2000.5.17~6.4 読了

  • 文体が淡々しているので、心理投影ができるとか感情移入ができるといった事はないです。堅めの文章で丁寧に描かれています。信長が方言を使っています。信長好きならまず通っておきたい作品。

  • (1992.09.30読了)(1992.06.21購入)
    (「BOOK」データベースより)
    尾張半国を従えて、国守大名に成り上る寸前に、父信秀は病死した。内外に敵ばかりの家督を継いだ信長は、骨肉争う内戦を勝ち抜き、勇猛果断な進退と、徹底した諜報調略で、凄絶な乱世を切り開き、遂に強敵今川義元を、桶狭間に討ち取った。臈たけた吉野との愛情が、唯一の心のやすらぎである日々。

    著者 津本陽
    1929年和歌山県生まれ。
    東北大学法学部卒業。
    1978年、「深重の海」で第七九回直木賞受賞
    1995年、「夢のまた夢」で第二九回吉川英治文学賞受賞

  • 天下統一に向けてまい進する織田信長。 しかし実際には強敵に囲まれいくつもの撤退を繰り返しながら各個撃破していく。 厳しい状況の中合理的に判断して局面を切り抜けていく姿に勇気付けられた。

  • 尾張半国を従えて、国守大名に成り上る寸前に、父信秀は病死した。内外に敵ばかりの家督を継いだ信長は、骨肉争う内戦を勝ち抜き、勇猛果断な進退と、徹底した諜報調略で、凄絶な乱世を切り開き、遂に強敵今川義元を、桶狭間に討ち取った。

  • 和歌山などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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