検屍官 (講談社文庫)

  • 講談社 (1992年1月8日発売)
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本 ・本 (504ページ) / ISBN・EAN: 9784061850699

作品紹介・あらすじ

襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニア州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が――。MWA処女作大賞受賞の傑作長編。1992年週刊文春ミステリーベスト10(海外部門)第1位。(講談社文庫)


MWA処女作大賞受賞の本格長編ミステリーリッチモンドを震え上がらせた連続強姦殺人事件に敢然と立向かう女性検屍官ケイ・スカーペッタの前に思わぬ障害が! 最新の技術を駆使して迫真の推理が展開する

感想・レビュー・書評

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  • ひま師匠がうねうねのカッコいい本をいつも読んでいて、私も外国の本読めるようになりたいなーと子供みたいなことを思ってました。

    ひま師匠が、ミネットさんの『鉄の枷』をおすすめくださり、本屋さんに探しに出掛けてみました。
    が、見つけられません。゚(゚´ω`゚)゚。

    そのかわりに、土瓶さんが教えて下さったコーンウェルを見つけて購入してみました。

    科捜研の女みたいなやつなのだそう。

    先ずは色々な本を読めるようになるように、練習ですね(笑)


    結構な厚みのこの本。
    翻訳モノなのに、めっちゃ面白い!
    本当面白い!
    女性の検屍官がかっこいい!
    もう刑事バリに働く、働く!!

    ただ翻訳モノの読みにくさよ。。。
    時間がかかる、かかる。

    一日読んで五ミリの厚さを読めないくらい(-。-;
    まだまだ私は修行が必要みたいですね(-。-;

    めっちゃ面白いのに、進めないーーー。
    10秒で本を読み終われるスキルが欲しい。゚(゚´ω`゚)゚。



    やっと終わりました。
    めっちゃ面白かったです!面白いのは間違いないです!

    でも一個不満があります!(-。-;
    不満はネタバレなので、これから読む人は絶対に読まないでね!

    絶対に、絶対に読まないでね!!!

    超ネタバレなので!
    犯人言いますからね!!



























    犯人誰?

    あんた誰?
    どっから出てきたん?
    最初の名前の一覧にも載ってないやん!
    それ反則なヤツやん!!

    • bmakiさん
      ひま師匠

      そーなんですね!?
      ひま師匠、クソ頭いいから、見たもの、聞いたもの、一瞬で全部覚えてしまうのかと思ってましたが、沖縄のおっさんの...
      ひま師匠

      そーなんですね!?
      ひま師匠、クソ頭いいから、見たもの、聞いたもの、一瞬で全部覚えてしまうのかと思ってましたが、沖縄のおっさんの名前とかテキトーなんですねo(^▽^)o

      人間っぽくってちょっと安心しました♪
      2024/09/18
    • 土瓶さん
      一人の人間に複数の名前、呼び方があると混乱しやすいよね。
      でもマキさんって「樅の木は残った」読んでましたよね。
      あのややこしいのが平気な...
      一人の人間に複数の名前、呼び方があると混乱しやすいよね。
      でもマキさんって「樅の木は残った」読んでましたよね。
      あのややこしいのが平気ならなんでもいけそうですが。
      2024/09/18
    • bmakiさん
      土瓶さん

      樅の木もみのきですね、かしのきではなく!o(^▽^)o

      あれ、夢中になって読めました。面白かったです。
      あの時は相関図書かなか...
      土瓶さん

      樅の木もみのきですね、かしのきではなく!o(^▽^)o

      あれ、夢中になって読めました。面白かったです。
      あの時は相関図書かなかったですけど、名前が日本の名前だったから良かったのかもですね??

      それか、あんまり考えずテキトーに読んでいたのか??
      2024/09/18
  •  古い作品でしたが、読みやすく面白かったです。

     美人でクールな主人公と刑事のコンビで、殺人犯を探し出す。それと同時に主人公、スカーペッタを窮地に追い詰めようとする者も…。

     最後まで先が気になる展開で、最後はハラハラしました。

     絶版作品の為、中古にて購入。年代品の為、文字が昔仕様で小さく、それはそれで、懐かしさを感じ、慣れれば気になりませんでした。また次回作も、中古で購入しようかと思います。

     スカーペッタシリーズはドラマ化されるとの事もあり、今後、初期の作品も復刊して欲しいです。

  • ケイ・スカーペッタ検屍官シリーズ1作目読了! 購入してかなり寝かしてようやく読めた〜 これは必ず傑作本だと、におわす本はもったいなくて後回しにする癖があり気づいたらシリーズがたくさんでて本棚に収まってます。
    いや〜最期はかなりドキドキ!みんな怪しくなるし! ケイも魅力あるし! 評判通りの1冊!

    カバー装丁は辰巳四郎さん!辰巳さんの装丁本は好きでたくさんお世話になりました。新本格ミステリーでは辰巳四郎さんはかかせなかったな〜

    さぁ、2作目を間があかないうちに手をださないと〜

    ぜひ〜

  • 「検屍官」(パトリシア・コーンウェル : 相原真理子 訳)を読んだ。

    たぶん三十年ぶりくらいだな。
    最近何かでパトリシア・コーンウェルの名前を見て思いついて再読してみた。
    ほとんど忘れてたけどこんなに面白かったんだな。

    検屍官ケイ・スカーペッタ シリーズ、すでに24冊出ていてまだ続いてるようだ。長い!

    まあぼちぼちと読もうかな。

  • 女性達が殺されていく連続殺人事件。検屍官のケイ・スカーペッタは手がかりを得るべく彼女達を解剖していく。特殊なレーザーを当てるとキラキラ光る物質が被害女性達に付着しているところまではわかるがその物質が何か、どこで手に入るかまではわからずノロノロと捜査は難航。そんな中でまた新たなる被害者が。

    秘匿してるはずの情報が記者に漏れ、スケープゴートとしてその責任を取らされそうになるスカーペッタ。政治的な思惑も絡まり焦燥感にかられる...。少しずつ場が動いてからの大博打、そしてクライマックス、なかなかじっくりと楽しめました。

    殺害の描写は過激なので想像力が豊かすぎる人にはきついかもしれない。

  • 四作目「真犯人」を先に読んでしまったが、このデビュー作は新人にしてミステリー賞4部門制覇という傑作。新人らしからぬ伏線回収や専門知識披瀝など読み所満載。本書は1999年39刷版ですが、P234には明らかな校正ミスがあります。「敬虔なパブテスト」→「バプテスト」、探してみてください。

  • 遅ればせながらやっと読んだパトリシア・コーンウェル。
    いわゆる女性が主人公のハードミステリーの女王の位なんだろうね。
    シリーズ第何弾目か、年の暮れに「神の手」が出たよね。

    いや、私はドロシー・L・セイヤーズのピーター卿シリーズの5編から登場するハリエット・ヴェインが著者の輪郭とあいまって元祖だと思っていたのだが…。(私はこのシリーズが好きでいとしいのだ 笑)

    知的で勇敢な女性が男社会といわれる場で活躍する、物語では当たり前の姿も実世界では大変なエネルギーを要するのだと理解させるストーリー展開は得難い。

    自立した女とことさらに言われない世の中に、いつなるのだろうかと暗澹たる思い駕するのは私だけではないと思う。

    人間として働き、社会を担い、かつ子供を生み育て、料理、洗濯、掃除、家の管理をしてなお、男と伍してはならないと誰が決めたのか!!

    けして被害妄想ではない、経験的見聞的実感である。
    と、まなじりを決するのはここまで(おさえて、おさえて、近日いろいろあったので 苦笑)


    前置きが長くなったが、やはり面白い、サスペンスがある。夢中で読んだ。

    周りのキャラクターもくっきりしていて、向後どんな展開か思いを馳せ、わくわくさせる要素が大である。主人公が離婚暦のある40歳で美人というのも憎い。

    バージニア州都リッチモンドの情景が興趣をそそる。何気ない描写がいい。

    ここに描かれている事件そのもはアメリカ社会といわず現代の日本でも絶えることなく、ひいては世界的に人類の続く限り存在する悪で、根絶が不可能なのだろうと暗澹とすることにもなる。深く考えたら怖いことだ。

    言わずもがなだけれど、桐野夏生の「ミロシリーズ」を思い浮かべ、まったく切り口がちがうのだけれど後発ということで影響されたのだなと思う。

    このぶんではシリーズにはまりそうである。

  • 読書録「検屍官」3

    著者 P.コーンウェル
    訳 相原真理子
    出版 講談社文庫

    p66より引用
    “シカゴの検屍局長補佐をつとめる皮肉屋の
    友達はよく言う。
    「どうだっていいじゃないか。人間は死ぬ。
    だれでもみんな死ぬんだ。死ぬとき健康だっ
    たからって、それが何になる?」”

     女性検屍官を主人公とした、長編ミステリ
    小説。
     真夜中にかかってきた電話に出る主人公・
    ケイ・スカーペッタ。受話器から聞こえる声
    から大体の内容を把握し、彼女は自らの勤め
    を果たすために出かける…。

     上記の引用は、法医学者の宴会での暴飲暴
    食などについての一節。
    体に悪い事がわかっていて、それについて一
    般の人々より良く分かっているような職に就
    いていても、食べずにはいられないこともあ
    るのかもしれません。
     遺体検分の描写が細かいのが、主人公の職
    が検屍官であることに説得力を持たせている
    ように思われます。
    コンピュータ周りの様子の書かれ方等に、時
    代の流れを感じざるを得ません。フロッピー
    ディスク全盛期のようです。

    ーーーーー

  • CSI,BONES,Criminal Mindなどのドラマ好きとしては、現代の法医学ドラマの人気の基礎を作った作品との事で非常に興味を持って読みました。科学技術は日進月歩、彼らの捜査の工夫などで現代の技術は生まれてきたのだと実感しました。
    ストーリーは、最後まで全く誰が犯人か分からず、ハラハラドキドキ!飽きさせない内容は、さすが世界で一億冊売上の作者と思わずにはいられませんでした。

  • 一時期ハマってよく読んでいたパトリシア・コーンウェル。
    懐かしいな。

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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