8の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 973
レビュー : 124
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061851009

作品紹介・あらすじ

"8の字形の屋敷"ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転-。鬼才島田荘司氏に"本格ミステリー宣言"を書かしめた、二人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作。

感想・レビュー・書評

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  • 我孫子武丸のデビュー作。殺戮にいたる病で我孫子作品にどハマりし、手にしてみましたが異色過ぎる長編ミステリー。謎解きは二転三転、いや四転って感じ。しかし、従来のミステリーとは圧倒的に違うのはそこに憎めない愛されキャラが存在する事。まだまだ我孫子作品を読み進める事になりそうです。


    説明
    内容紹介
    “8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転――。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、2人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作!

    内容(「BOOK」データベースより)
    “8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転―。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、二人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作。

  • 8の字の形をした屋敷で、この家の長男が殺害された。殺害が唯一可能だと思われた男は、犯人ではないと殺害された長男の娘(美女)が、速水恭三に訴える。速水は、推理マニアの弟と妹の3人組がこの不可解な謎に挑戦する。


    あらすじの内容としては、だいぶ好きな内容なんだよね。話も三兄弟の掛け合いとかだいぶ面白かったし、速水の部下の木下さんは可哀想だけどなかなかのキャラで良かった。 


    だけど、推理を披露するときになんだか長い講義を受けることになって、それって必要なのかな?と思いながら読んでた。が、少し睡くなってしまった。まだ終わらないのかなぁって。
    この下りからの真犯人の暴露が、なんだかあっけなくて少しガッカリ。


    速水警部補には、早く幸せになってもらいたいけど。


    2017.6.11 読了

  • 建設会社社長蜂須賀家で殺人事件が起こった。
    苗字は蜂須賀、3階建ての家屋は八の字、飼い犬の名前はハチ。
    ハチ尽くしの殺人は一体だれが仕掛けたのか。
    目撃者は美貌の女性二人、容疑者は使用人の息子。
    捜査一課の警部補恭三は・・わりと安易に弟妹に助けを求め・・・。

    トリックや舞台装置はガッツリ本格派。
    ちょっとね・・ちょっと個人的に雑だなと感じまして星が少ないです。素直な感想なら★★なんですけど、トリックは結局正確には暴けなかったので★いっこ増やしました。

    どうにもこのキレてない警部補と(超ドンくさい部下は言わずもがな)小説かぶれの弟妹がカンにさわりまして、読むのがしんどかった。
    もっと被害者の嫁や弟に対してきちんと取り調べてほしかったし、イチイチ木下刑事に怪我させてほしくなかった。
    邪魔な装飾が多くて好感が持てなかったのですが、それに幻惑されてトリックをきちんと見抜けなかったのかと思えば作者にうまくあしらわれか・・・くやしい・・・。


  • 読んでなかったのでこの機会に読了。D.カー満載。
    しかし30年前の作品ですよ。巻末の島田荘司先生の「本格ミステリー宣言」も平成元年初日に書かれたもので、懐かしく、感慨深いとしか言いようがないです。

  • コミカルで読みやすいですが、8の字の形をした屋敷で繰り広げられるトリックは本格派です。過去の名作を引用した登場人物のセリフのやりとりも興味を惹きます(注釈あり)。

  • 木下刑事いいですね。

  • 『僕は単に、小説の中の探偵が推理するように推理しただけであって、現実にそれが成り立つなんて思っちゃいないんだからね。

    現実っていうのは、小説と違って、不合理なものさ。現実の人間は、論理だけで動くわけじゃないからね。気紛れだの、論理だけで愚かな行動だの、勘違いなんてしょっちゅうするのが、現実の人間さ。

    小説の中では、妙なことがあれば、そこには何か重大なことが隠されている。しかし現実では、それはただの偶然なんだな。』

    ほぼ30年前の作品。本格、ってこんな感じだよなぁ〜、って作品で良い。こ〜ゆ〜のが好きでミステリー読んでるんだよな、と思い出させてくれる。
    我孫子武丸は『殺戮にいたる病』しか読んでなかったので、これを機に読みたいなぁ〜。

    こういう、推理マニアがいて、都合良く現場に行けて、トリックがあって、警察は頼りなくて、最後はみんなの前で謎解き、ってのが素晴らしいね。おなじみの『○○講義』もあるし、謎の回収も素敵で、とにかく最高!

  • 面白かった。会話が特徴的。
    ミステリーを読んでるんだけど、ミステリーの解説-講釈本を読んでるかのような感じ。
    好きな人間にはたまらないかも。

  • 初・我孫子武丸さん。猟奇的な話を書く人とのイメージを持ってたので、ややコメディタッチが新鮮だった。
    デビュー作なのか処女出版なのか、とにかく新人の頃の作品で、いろいろ初々しい。いくら刑事の家族だって殺人事件の現場に入って持論を展開するのは無理があるよね…若いな…とか突っ込みながら読んだ。
    しかし、最初に登場人物紹介があったり、図面があったりして、時代を感じる。あと、注の付いてるミステリは初めてだったかも。

    鏡がトリックなのは何となく気付いてたけど、具体的な方法は分からなくて、なるほど左右対称の建物の構造を利用したものだったとは、なかなかなトリックだった。しかも一旦疑われた人がやっぱり犯人だったところは意表を突かれた。
    楽しく読めました。

  • 会話が面白かった、ということは覚えてます。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に『人形はこたつで推理する』に始まる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』などがある。ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作、ヘロヘロQカムパニーの舞台脚本を手がけたことでも知られる。

「2020年 『怪盗不思議紳士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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