セイフティボックス (講談社文庫 や 12-26)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 411
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061851313

感想・レビュー・書評

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  • エッセイ本。
    話は1988年の頃であって、いまとは違うところも多々ある。
    小説家としての日常生活が日々の思いと共に書かれております。
    なるほどそうだよな、と電球を頭上に浮かべたり、なーんでしょうか、と首をかしげたり。
    山田詠美視点での、世界を見るにはいい本。

    個人的にはエッセイは苦手です。

  • 日本とか全然好きでもないけど、海外至上主義の人がしんどい。

    留学したことあることをちらっとでも話すと、私も私も!海外ってサイコーだよね!私ってー日本人とは感性ちがうみたいー留学いって人生変わったよー!私のHOSTfamily最高でこんなことしてくれた!…と食いついてくる人。

    帰国子女とか長期滞在組はなぜか言わないのに、半年とか一年ぐらいの短期留学に多い。

    そりゃそんな短期間で非日常だったら楽しいわ。私も楽しかったよ。
    しかしそれをがっつりアピられると、無理にブランド物買ってしまって自慢せずにはいられない人見てるみたいな、可哀相な気分になる。

    で、その点山田詠美はレアキャラ。長いこと住んだり行ったり来たりしてるのに、そのしんどい人っぽい。

    海外、日本、みんな違ってみんないい。ほっこり。とか言うつもりはないけど、だからどっちが優れてるとかいう話じゃないと思う。

    日本を軸にやってる以上、やっていく以上、中途半端な自慢にしかなってないように思えます。

    まあでもこの人の文章は好きだ。
    2009年11月17日 14:52

著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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