証拠死体 (講談社文庫)

制作 : 相原 真理子 
  • 講談社
3.46
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本棚登録 : 935
レビュー : 67
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061851887

作品紹介・あらすじ

残された傷痕は、美人の売れっ子作家ベリル・マディソンが必死で抗い、命乞いをしながら死んでいったことを物語っていた。殺人犯の待つリッチモンドへ、なぜ彼女は帰っていったのか、なぜ犯人のためにドアを開けたのか、そしてなぜ、殺される運命にあったのか-。MWA処女作賞受賞作家渾身の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 女流作家が殺され、その不可思議な状況に捜査は難航する。
    そんな中、検屍官、ケイの元に昔の恋人からの電話が入り…。

    *****

    ケイが公私共に今回はバタバタしていた巻。
    2作目を読み、思ったのは、私の好みのシリーズだなぁということ。
    そして、私がマリーノをめっちゃ気に入ってしまっているということ!
    ケイは信頼は置いているし、頼ってもいながら、基本的にマリーノに対してクールなんだけれど、マリーノはけっこうな優しさだよ~!
    1作目は良い奴だけれど偏見の塊の荒っぽい刑事というイメージを個人的には抱いていたのに今作はすっかり親しみを持って読んでしまった。
    残念ながら恋仲になるバディではないけれど、今後もやいやい言いながら助け合って欲しい。

    ミステリというよりサスペンス?な感じ、ハラハラ読むことができた。

    どうして作家は殺されたのか?
    犯人が徐々に迫ってくる流れは怖かった。

    それとは別にケイを怒らせるのはかなり恐ろしそうだ。

  • 女性検屍局長スカーペッタのシリーズ。局長くらいだから結構いい歳なのに独り者。25年も前に別れた元彼が現れてもんもんとするなか、事件への関係の疑惑まで持ち上がり抜き差しならない状況に陥るという追い詰めかた!最高です。今頃このシリーズに夢中になった。

  • グレイ解剖学ってやっぱり読み込んだほうがいいのかなあ

  • 事件を追えば追うほどトラブルに巻き込まれ、ダメージを負う姿は葉村晶を彷彿とさせる。
    事件の調査に手抜きをしないその姿勢も。

    しかし葉村晶と決定的に違うのは、彼女は…恋愛依存症なの?
    それほど若いわけではないのに、事件を追い、トラブルに巻き込まれ、心身ともに疲れ切っていてもまだ、恋愛で悩める。
    この辺が、葉村晶と、いや、私と決定的に違うところだ。
    15年前に分かれた男と、全然別れられてないじゃん。

    だけど、検死官、ですよ。
    よくわからないけど、アメリカの検死官というのは、日本の鑑識のようなこともするし、逮捕権はないけど捜査権はあるらしいので刑事のようなこともしなければならない。
    一日に何体も解剖することもある。
    タフじゃないとやれないよね。

    その、タフと恋愛依存体質が私の中で一つにならないので苦労しました。

    美人の売れっ子作家が殺され、彼女の才能を見出し庇護していた老作家が殺され、老作家の姉が死に、事件の真相を知っていると言った若者が自殺する。
    これらはひとつながりの事件なのか?
    これに、ケイ・スカーペッタの昔の彼氏や、胡散くさいやり手の弁護士などが絡んで、どこまでも複雑化していくように見える事件。
    ひとつひとつ薄皮をはぐように見えてくる真相。
    これは多分このシリーズのお決まりのパターンなのだろう。

    ケイ・スカーペッタの恋愛事情より、美人で売れっ子作家なのに世の中から隠れるように生きて来たベリル・マディソンの人生をもっと書いてほしかった。

  • サラ・パレツキーのヴィクシリーズが好きな私は好きなシリーズ。女性が活躍する話はもう全部大好き。

    検屍官ケイかっこいい。知的であるという事は色気があるという事であるのね、そうなのね。元彼のマークは絶対悪役だと思ったのに、まさかのFBI捜査官とはやられました。最後少し駆け足でしたが、確かな満足。

  • シリーズ第2作。米国リッチモンドで、若い女性作家が殺される。またしてもケイは、このケースに大いに巻き込まれてゆく。検屍官って、こんなに現場に関わるの? という疑問も浮かぶが、ワシントンDC、NYマンハッタン、マイアミのキイ・ウエスト、と舞台が転じてゆくので飽きさせない。
    そして、今回のケースでは、若手作家と巨匠作家の暗い因縁が、重要なプロット。その陰鬱な空気が、前作にない味わいになっている。そして、今回も手ごわい敵が暗躍。悪徳弁護士がケイの身辺をおびやかし、ハラハラさせる。さらに、犯人像の輪郭が見えぬまま、航空テロ事案が周囲に浮かんでくるなど、事件の断片がモザイクのまま散らばり、先が読めない。
     なお且つ、今回もまた、登場する輩がどいつもこいつも怪しく思われて、そのへんの“演出”・構成は実に巧い。それでも、終幕、全てのピースをしっかり繋いで、きれいに答えを出すところは、これまたお見事なのであった。
     
     それにしても、ケイ、毎回、危険にさらされすぎやろ、と苦笑。

    ・memo 今回の「小道具」幾つか。
    フォードLTD・クラウン・ビクトリア(マリーノの新車)。ホンダ・アコードEX(被害者の車)。
    バーバンクール・ラム15年もの。

    ・検死局地下のシューティングレンジで、マリーノはケイに、9mmオートマチック拳銃に代えたらどうだ、と勧める。(357p)

  • 「検屍官」シリーズ2弾。オレンジ色の繊維・糸屑など、伏線が機能していないように思えるところはあるが、サイコサスペンスの定番、主人公の女性を、心理的・物理的にじわじわ追い詰める描写はうまいなぁ、と感じたところ。スカーベッタの行動や言動、態度は、男性から見ると女性的な不可思議さを見せるが、どことなく、Xファイルのスカリー特別捜査官を彷彿させる。しかしまぁ、捜査情報を元カレとはいえ、ペラペラしゃべっていいんだろうか?。スカーペッタさん。

  • 1992年発売当時、夢中になって読んだ検屍官シリーズが読みたくなり、2作目を再読。

    前作同様、殺害現場や被害者の体から採取された微細な証拠類を顕微鏡やレーザーで一つ一つ分析したり、暖炉の中から拾い集められた紙の燃えかすをピンセットを使って丹念に調べ、ゴマ粒大の大きさの字を読み取っていくなど、綿密な科学捜査の実態が克明に描かれている点がおもしろい。

    前作ではケイの声が犯人を引き寄せてしまったが、今作でもケイの金髪が犯人を引き寄せ、犯人に襲われることになるというお決まりのパターンだったが、警戒心を抱いている女性にドアを開けさせる犯行の手口に戦慄させられた。

  • 前回に引き続き、宮古島で交換してきた本。

    海外のミステリーだけあって、犯人を撃ち殺すことになんのためらいもない。笑

    ブッ殺せブッ殺せ。的な要素が多く、犯人の動機やら、そもそも解決は後回しな感じがなんとも言えない消化不良を起こします。

    主人公は女の人なんだけど、やけに襲われるしね。

    謎。謎です。

    面白くなくはないんだけど、やはり文化の違い?で警察ものは理解しきれないものもかなりありな感じです。。。。

  • 28年1月9日読了
    ピートとの関係がほのぼのする
    危なっかしい方に進むケイに時々いらっとする

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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