広重殺人事件 (講談社文庫)

著者 : 高橋克彦

• 講談社 (1992年7月3日発売)

感想・レビュー・書評

[Bookriumさんの感想 · 2017年10月20日]

浮世絵三部作の最終章は安藤広重。
殆ど誰も意識していなかった謎を提起して、資料と歴史上の重要な出来事を絡めて謎を解いてゆく手法は見事ながら、大きな不満が１つ。
シリーズの主軸を為す登場人物があまりにも簡単に死にすぎる。ストーリーの構成上で必要不可欠ならまだしも、もう少し他に描きようが無かったのかと思ってしまいました。

[みかりんさんの感想 · 2012年7月13日]

浮世絵三部作、最終巻。

何と、これまで「写楽～」「北斎～」で主役を張っていた津田くんが、奥さんを追って自殺してしまう。不幸体質ながらも、冴子さんとのささやかな幸せを勝ち取っていただけに、哀しい、、、。最後の手記部分は、何となく予測はついていたけれども、涙モノでした。

[いしかつさんの感想 · 2016年11月12日]

2016/11/12読み始め
2016/11/25読了

[楓さんの感想 · 2012年3月17日]

え！？主人公もお嫁ちゃんも死んじゃうの！？しかも自殺！？
と、その時点でちょっと面白さ半減。
推理の筋道のたてかたは相変わらずかなり惹きつけられるし面白い。
けど、何となく今までには全く味わったことのないこのスッキリしない感じ。

[papiluさんの感想 · 2011年5月14日]

http://papilu.blog.fc2.com/blog-entry-45.html

[thesakuzoさんの感想 · 2010年5月12日]

広重については、あんがい知られてないから、絶好の本かも。

[お財布係さんの感想 · 2007年3月24日]

浮世絵三部作第三弾、最終章。
冒頭から泣きました。
最後も大泣きでした。
ミステリのはずなのにここまで泣かされるとは・・・・。

著者プロフィール

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年に『緋い記憶』で直木賞、2000年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞。
本作『水壁　アテルイを継ぐ男』は、著者のライフワークである東北を舞台とした歴史大河小説シリーズの一作で、時代の順では『風の陣』（全五巻）、『火怨　北の燿星アテルイ』（上下巻）に次ぐ作品となる。以降、『炎立つ』（全五巻）、『天を衝く』（全三巻）と続く。

「2020年 『水壁　アテルイを継ぐ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」