倒錯のロンド (講談社文庫 お 63-1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1987
感想 : 239
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061852082

感想・レビュー・書評

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  • つ、疲れた....。
    プロットが単純だった(と思い込んだ)ので、「これは脳みそおいたわしやだ」の雰囲気に完全騙された。詐欺だ!!

    ライトな読み物だなと最初こそスラスラ読み進めていたのだが、なんだこのラスト80Pのカロリー消費量は。有酸素運動か。
    脳みそモデルチェンジの作業に後半は混乱しながら全容を掴もうと必死、必死。先が気になる展開で途中放棄を許してくれない。夢中でモグモグした結果、お腹いっぱいで最早グロッキー状態。

    面白かったかは置いといて、練りに練られた構想と、最早悪戯心を感じる発想力に脱帽。混乱している私の姿を、影でキャッキャっと楽しそうに眺めている作者様が見えてきそうだ。
    腑に落ちない部分も少なからず存在はするが、昔のミステリあるある、人物達がとてつもなく楽観的で尚且つミラクル行動的な感じ、好きだなぁ。
    このツッコミ込みでの楽しみ方が好き。
    本格推理なのかコミカルバカミスなのかわからなくなり、姿勢を崩され作者に振り回されるのが楽しい。小説としての満足度は低いし、疲労感は最高潮だが、本を閉じた後の
    「んふふふしてやられた(*´v`)」な感じ

    好ち。

    【結論】社畜後のリフレッシュ読書には不向き

  • 20年以上の積読本でしたが、やっと読みました。

    面白く、あっという間に読めた。ドキドキしながら、盗作された山本さんに同情しながら…

    最後は、えっ?あれ?ん?へぇ〜って感じです。
    二転三転し、どれが本当かわからなくなりました。

    いやぁ、読んで損はないですね!

    • 土瓶さん
      積年の積読解消、おめでとうございま〜す。
      (⁠ ⁠/⁠^⁠ω⁠^⁠)⁠/⁠♪⁠♪
      積年の積読解消、おめでとうございま〜す。
      (⁠ ⁠/⁠^⁠ω⁠^⁠)⁠/⁠♪⁠♪
      2023/01/04
    • しなこさん
      土瓶さんへ

      コメントありがとうございます^^

      やっと読みました!積読…本を整理したいのに沢山あって、でも古すぎるのばかりです。

      今年は...
      土瓶さんへ

      コメントありがとうございます^^

      やっと読みました!積読…本を整理したいのに沢山あって、でも古すぎるのばかりです。

      今年はハイペースで頑張ります!!
      本年もどうぞよろしくお願いします!
      2023/01/04
  • タイトル通り「倒錯のロンド」でした。

    前半で、言葉のトリックの1つに気付いてしまい、それが正解してしまったのでちょっと残念でしたが「倒錯」はロンドでしたので(笑)意外な驚きがこれでもかと何度もきて、お腹いっぱいになりました。

    ラストできちんと完結感があり、とても面白かったです。

    原稿が手書きであるとか、ワープロとか、フロッピーディスクとか、時代背景が古いので、いつの小説なのか見てみたら1989年!
    名作は何年経っても面白いです。

    もっと早く、今のように読書が生活の一部になっていれば、このような良い作品に早く出会えていたんだなと思うと、後悔。
    後悔しても仕方がないので、逆にこれから味わおうと思いました。

  • どこかのサイトで紹介されてたので買ってみた一冊。

    読みやすく興味がわく内容でしたが、最後の方はどんでん返しが凄くて話が、こんがらがって何度か最初の方とか読み返してやっと理解てきた。

    一度読んだだけでは自分じゃ理解できない
    難しい最後でした。

    30年位昔の本ですが古さを感じない小説でした。

  • いわゆる叙述トリック。どこに作者の落とし穴が仕掛けてあるかを意識しながら読んだ。

    なかなかサスペンスフルでページターナーな本ではあるのだが、やはり事件の為の事件というか、作り物のお話感が強くて現実的には考えづらい展開だなと感じながら読み進めた。

    丁度真ん中辺りから違和感が強くなり、物語の収拾をどうつけるのか分からなくなり、その点では見事に作者の仕掛けた罠に落ちたことになる。

    最終的にオチが分かっても自分の中ではストンと落ちずにスッキリしなかった。最後の最後に〇〇が突然罪を犯すのも違和感が残りすっきりしなかった。

    この作品の中で人間的に一番出来ているのは城戸君だと思う。物語の前半で退場せざるを得ないのはあまりに不憫だ。

  • ミステリ好きを満足させてくれる叙述トリック。古さを感じさせない傑作です。

  • 叙述トリックで有名な作品。
    色々な違和感がありつつ、どんどん混乱させられて読み進めずにいられませんでした。
    30年も前の作品なので古さを感じましたが、なかなかおもしろかったです。
    古典的な叙述トリックものを読んでみるのも悪くないなと思いました。

  • 再読。GWで実家より発掘。作家志望の若者が、渾身の応募作を何者かに横取りされ、自分の作品が推理作家賞を受賞していた、、、
    叙述トリックの第一人者の王道的な一作。読み始めていきなりプロットを大体思い出したので、確かめるような読み方になってしまったが、細かい違和感や手がかり、追う者も追われるものも皆頭がおかしくなっていくサイコサスペンス、そして落ち着いて考えるとバカミスとしか思えない場面展開。
    30年以上前の作で、今ならGoogleで一発でわかるような話だが、欧米ミステリにも比類する、古典の良さがここにある。

  • 大学生のときに折原一さんの「覆面作家」に出会って叙述トリックにハマりました。
    あの「だまされた」感は痛快なのです。
    この作品は、江戸川乱歩賞の最終候補になるものの受賞はしなかったらしい。
    盗作と「倒錯」をかけている、おちゃめだな。
    折原さん自身が推理小説の賞に投稿していた経験からなのか、登場人物の賞への投稿にかける思い、執念が、とても熱く描かれている。

    私は、かなり序盤で「幻の女」の秘密には感づいてしまった。
    私もいろんなミステリを読んできて、パターンが頭に入ってしまっているのだろうか・・・。きっと大学生のときに読んでいたら、回答編で「え~!?」と驚いて読めたに違いないのに。
    それでも、回答編はとても丁寧で(何ページ目のことかも書いてある)最後までしっかり読めました。
    それにしても、城戸も広美も死に損としか言いようがない。かわいそうである。

    あとがきでは、折原さんが山本で・・・?ここはよくわからなかった。
    折原さん自身が賞に投稿していたという経験が、この本には生かされているのだろうなあと思いつつ、投稿作で投稿者が事件に巻き込まれるという私小説的ミステリというのは、視点が面白いと思った。

    折原さんの倒錯モノ、また機会があれば読みたい。

  • よくある怨恨絡みのミステリー仕立てなんだけど、ところどころで辻褄が合わないところがちらほら。それでも滞りなく読めるので特に気にしてなかった。
    しかし残り100ページ弱で「あなたはこの小説のからくりに気が付きましたか?」と読者を挑発!物語に没頭するところが筆者vs読書の構図に。笑
    そして丁寧に種明かしをしていく。ちゃんと振り返りやすいような工夫も入れている。タイトルにもある倒錯のトリックは「うわぁー!なんだこれ⁈」と目を見張ってしまう。あまりに複雑な叙述トリックなので、創作工程を見てみたい笑
    これが30年前の作品というもの驚きだが、ブクログの評価が3.5以下なのが納得できない!この作品はもっと評価されるべきだと思うし、まだ読んでない人は是非読んで欲しい!

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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