本田宗一郎の育てられ方 (講談社文庫)

  • 講談社 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (238ページ) / ISBN・EAN: 9784061852242

みんなの感想まとめ

情熱と独自の価値観が際立つ本書は、本田宗一郎という人物の生き様を淡々と描いています。自動車やバイクに無知な読者でも、彼の情熱がどのように日本の成長に寄与したのかを理解できる構成になっています。特に、顧...

感想・レビュー・書評

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  • 本田宗一郎関連の本を読むのは始めて。大した人だ。スティーブジョブズととても似た発言も心に残る。
    「買った人の喜びこそ、最も公平な製品の価値を決定するものである。製品の価値を最もよく知り、最後の審判を与えるものはメーカーでもなければディーラーでもない。日常、製品を使用する購買者その人である。『ああ、この品を買って良かった』という喜びこそ、製品の価値の上におかれた栄冠である。わたしは、我が社の製品の価値は、製品そのものが宣伝してくれるとひそかに自負しているが、これは買ってくださった方に喜んでいただけることを信じているからである」
    「近頃、一流の経済雑誌なんかが、どの位の値段でどういうタイプの製品を作ったらいいかアンケートをとったらいいじゃないか、と麗々しく書いている。僕はこれを見てガッカリした。大衆にアンケートをとって聞くことは参考にはなる。たとえば自分の巻いた種がどの程度大衆に受け入れられているか、または不満があるかと言ったものなら賛成だ。しかし、本来のものについて、何だかんだとアンケートをとるのは恥ずかしい。なぜなら、ものを作ることの専門家が、なぜシロウトの大衆に聞かなければならないのだろうか。それでは専門家とは言えない。どんなのがいいか大衆に聞けば、これは古いことになってしまう。シロウトが知っていることなんだから、ニューデザインではなくなる。大衆の意表にでることが、発明、創意、つまりニューデザインだ。それを間違えて新しいものを作る時にアンケートをとるから、たいてい総花式なものになる。他メーカーの後ばかり追うことになる」

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