白い家の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061852297

感想・レビュー・書評

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  • 家三部作の第二作目です。

    徹は家庭教師先の一家と共に、別荘に同行する。
    娘が自分の部屋で、逆さ吊りになった状態で殺されていた。
    両親は警察に届けることなく、自分達で解決しようとする。
    徹は信濃を呼び寄せるが、まだ事件が起きてしまった。

    「長い家の殺人」よりも内容を覚えていません。
    ただ、静香嬢が殺されるのは可哀想過ぎると思いました。
    彼女に罪はないだろうし。

  • この作品は読まなければよかった。

    1. 信濃譲二はトリップしなければ頭が
    冴えないのかもしれないと感じた。
    2. 信濃の力を「長い家の殺人」で
    知り尽くしているはずの徹なのに
    先入観だけでやたらと推理を
    ひけらかし うるさくてうるさくて
    うんざりさせられた。
    3. このような動機は…私には
    耐えられない。
    4. 作者による犯人特定のミスリードが
    強引すぎて興ざめ。

    他にも何点か 強引なつくりの作品に
    鼻白む思いがした。

    もちろん信濃という人間の
    キャラクターに惹かれて
    読み続けているので
    そこさえ揺らがなければ
    私も文句はない。

    マリファナだけが。
    信濃とマリファナの関わりだけが
    気にくわない。

    このレビューは
    あまりに自己中心的だが
    もともとが個人的な読書録なので
    許してほしい。

  • 雪の積もる別荘地で起きる一族連続殺人に素人探偵が挑む
    信濃の明快な推理もなかなか確信を出さず一之瀬の的外れな推理で突っ走る所は中だるみになった
    登場人物たちの自己中心的な考えにも嫌な感じがした
    最後でのトリック解明より犯人の動機にビックリだし何となくすっきりとしない最後だった

  • 歌野さんの初期のころのミステリーなんでしょうね。
    ミステリーらしいミステリー。
    当時は「おぉ!」だったんでしょうが口が肥えてきている私にとっては「ふむふむ」
    でも、楽しめました。犯人は分からなかったけれど。

    歌野さん、「葉桜~」以降の方がやっぱりいいですね。

  • 雪山に建てられた別荘に集まった猪狩一家。

    さらに主治医の田辺幹雄と、使用人の沢木、

    そして猪狩昌介の一人娘、静香の家庭教師として市之瀬徹の姿があった。

    夕食を済ませたあと、思い思いに過ごしていると静香の部屋から大きな物音が。

    慌てて全員が駆けつけてみると、部屋の中央には逆さづりにされ息の絶えた静香の姿が。

    さらに静香の部屋はドアも窓も鍵がかけられ、密室状態だった。

    警察の介入を拒んだ猪狩家は、市之瀬が知り合いの探偵を呼ぶことに同意する。

    さっそく電報を打ち、彼の到着を待っている間に地震が起き、テーブルを囲んでいた一家が目にしたのは、

    猪狩昌介の妹である、猪狩英子がコーヒーによって毒殺された死体だった。


    シリーズものの第二弾。

    どうやって密室が作られたのか、犯人の動機は何か、何故3人が殺されたのか、
    最後まで飽きない展開で面白かったです。

    ただワトソン役の市之瀬の推理が読んでいてちょっと歯がゆかったです。かわいいんですけれども。

    それぞれ登場キャラが良い味だしてると思います。

  • 信濃さん…

    やっぱり、
    すごい。

    そして、この事件の
    動機がすごい…

    悲しすぎる…

  • 信濃譲二もの。年末に別荘に来ていた猪狩家。一之瀬徹は、猪狩家の娘の静香の家庭教師をしており、この別荘にまで一緒にやってきた。しかし、その別荘で娘静香が殺害された。シャンデリアから逆さまに吊り下げられて……。猪狩家を取り巻く殺人事件。警察の介入をよしとしない猪狩家は探偵を呼ぶことにし、一之瀬は信濃譲二を呼び出した……。

     前回に引き続き信濃譲二シリーズを読んだが、前作からそれほど月日が立っていない間にリリースされているからか、面白いとは言えなかった。というのも、いくらトリックがよくても、文章力が弱いとやっぱり小説はつまらないんだなあと思ってしまった。
     新本格派の作家でよく言われるとおり文章ちょくが稚拙なところがあり、人間描写が弱いのが弱点だな、とやはりこの当時の歌野晶午氏はありますね。読んでいて、感情移入できるキャラクタがおらず、好感が持てるキャラクタもいなかったので読んでいて宙に浮いてました。
     トリックに関しては全くわからなかった。前述したとおり宙に浮いていたこともあって、あまりその描写がわからなかったというのもあるんだけれど。密室の謎に関してはまあ想像通りだったし、鍵の件はいくらなんでも無理なんじゃないかな、と。視線の先だしね。
     前作と比べ、事件のストーリーがほぼ占めていますが、キャラクタの会話が楽しめず少々読んでいて大変な作品でした。今後の信濃譲二シリーズどうしましょうか。2000年以降新作も出ていないようなので時間があったら読み進めよかな。

  • シリーズ一作目に手を出して
    しまったので、
    一応二作目もと思って読み始めた。

    やっぱりハマれなかった。
    ミステリとしても満足できなかったし、
    相変わらず登場人物に魅力がない。

    もうこのシリーズは終わりにするかな。


    “冬の八ヶ岳山麓の別荘で、深夜、可憐な女子高校生の死体が発見される!現場は密室状態で、不可能犯罪に見える。そこへ、青年探偵・信濃譲二が登場して調査を開始すると、それをあざ笑うかのようにまたもや惨劇が。しかし、われらが探偵の名推理が冴えて──。新本格派、渾身の長編推理第2弾。”

  • 探偵信濃譲二が活躍するシリーズ第2作。
    雪の別荘で女子高生の逆さ吊り死体が発見される。現場は密室。
    続く毒殺、そして足跡のない死体・・・。
    犯人が明かされぬまま幕を閉じた惨劇の犯人は一体誰?
    名探偵でも解き明かすことのできなかった動機とは?

    本格に不可欠な要素をふんだんに取り入れた歌野晶午のこのシリーズは、信濃譲二の破天荒な感じがとても気に入っている。ノリがうっすらとハードボイルドなのだ。
    エンディングの心憎いエピローグにそれが顕著に表れていて、すっきりと気分が良い。

    推理小説で難しいのは「動機の解明」だと思う。
    いくら名探偵でも状況証拠だけで犯人の動機を解き明かすのは至難の業だし、逆に強引にそれをやられたら興ざめだ。
    その弱点をこの作品は斬新に処理していると思った。
    つまり「動機が分からないので推理は披露できません」と名探偵が言い切ってしまうのだ。
    ええーーっ!気になる気になる!トリックだけでもいいから教えて!と読みながら切望した。
    結局犯人の「日記」のようなもので動機の部分は説明されるのだけど、そうだよね、そういうのがないと普通は解けないよねぇ。
    名探偵だからと言って、なんでもかんでもお見通しって訳にはいかないのだ。

  • 黒くても赤くてもいいじゃない、もちろん白くてもいいよ。

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プロフィール

1988年9月、『長い家の殺人』でデビュー。

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