大包囲網 下 (講談社文庫 く 22-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061852532

作品紹介・あらすじ

血の海となった首都ワシントン。"獄中の麻薬王チャノ・アルダーナの即時釈放ない限り、市民の犠牲は増えつづけるだろう"の法外な要求に、クエール副大統領は窮地に立たされた。そして事態解決の重責はジェイク・グラフトン海軍大佐の手に。現実に起こりうる恐怖を描く迫力のサスペンス巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 結末が、ちょっと“?”ですね。これは、この後がありそうな終わり方・・・。そういえば、比べては申し訳ないですが、トム・クランシーの作品に、ジャック・ライアンの自宅が襲撃されるものがありますが・・・。ジェイク・グラフトンの場合は、どうだったかな?

  • スティーブ・クーンツの描き出すシリーズは作を追うごとに登場人物像が固定化している分、プロットが複雑化する傾向にあるように思う。 この物語もこの流れに乗って、南米麻薬王の裁判とその裁判を妨害しようとするコロンビアのメデジンカルテル、上巻では関連性がはっきりしない幾つかのストーリーがまるで包囲網を狭めるように交錯していく。現実でも起こりそうなくらい同時並行でおこるいくつものストーリを細かに紡ぎ合わせいく手腕には驚かされる。

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