抜討ち半九郎 (講談社文庫)

  • 講談社 (1992年1月1日発売)
3.23
  • (0)
  • (4)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 85
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (294ページ) / ISBN・EAN: 9784061852686

みんなの感想まとめ

人間の業や欲望を鋭く描き出した短編集は、時代背景と実在の人物を巧みに組み合わせて、深い物語を紡ぎます。著者の緻密な時代考証により、武士たちの出世や名誉、性にまつわる複雑な人間模様がリアルに浮かび上がり...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2025.02.09
    池波正太郎の良さはこういった短編集によく現れる。人間の業を救いのない結末とともにあっさりと描き切るのがうまいといつも思う。

  •  緻密な時代考証。実在の人物。そこから創り出された物語。作家の偉大な力に圧倒されるばかり。
    出世、名誉、性などの様々な欲に取り憑かれた武士たちのどろどろとした人間模様。
     吉良上野介の側から描いた松の廊下、仇討ちは新鮮だった。
     武士の家に生まれたが為に、武士として生き、そして死なねばならなかった者達の不条理と切なさに溢れていた。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池波正太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×