義経はここにいる (講談社文庫 い 31-9)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061852693

感想・レビュー・書評

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  • 源平の頃の歴史小説も
    過去読んだことがあるが
    皆名前の漢字がよく似ている。
    そのため、「誰だっけ?」
    と直ぐに忘れちゃう。

    これは源義経を中心として
    歴史に触れながらの
    ミステリー。

    ストーリーよりも
    歴史建造物や
    如来と菩薩の違いなど
    違うところでへぇ~と感心した。

    と言いながら
    最後まで犯人は分からなかったけど。

  •  著者の面目躍如の歴史ミステリ。義経はたはして平泉で死んだのか、はたまた生き延びて北へ向かったのか。800年にわたるロマンを背景に、盛岡の実業家一族をめぐって連続殺人事件が起こる。義経の消息や秘宝や宮沢賢治との関係とかはまあロマンではあるけれど、実際の事件には何の関係もない舞台背景というだけ。肝心の事件はアリバイ崩しが鍵なのだが、生首入り酒樽の仕掛けはともかく奇抜なメイントリックはあまりいただけない。ただし三流トラベルミステリと一線を画しているのは、やはり本筋とは無関係とはいっても義経伝説の魅力だろう。なぜ怨霊封じされていないのかとか、こっちの考証の方がよほどおもしろかった。

  • 歴史ミステリー。
    面白い。
    逆説のシリーズの説得感素晴らしい!!

  • 南条圭シリーズ

  • デビュー作に並ぶ傑作歴史ミステリー。

  • 歴史推理部分があまりにおもしろかったので金色堂と人肌の秘仏見に行っちゃいました。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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