- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061852853
感想・レビュー・書評
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ぐいぐいと読み進めてしまう。主人公の忠輝は現代的に見るとかなり魅力的な造型だ。半面秀忠は徹底的に無能という感じ。秀忠にしても曹丕にしても、二代目は何かとわりを食いやすい立ち位置らしい。
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著者の本を初めて読んだ。
忠輝は、人を引き付ける魅力を多く持っている人物なのだろう。上巻ではとくに大きな動きはなく、忠輝の超人的な強さと取り巻く人間の良さが描かれていた。
次巻以降の展開に期待。 -
赤ん坊の時、容貌怪異なため「捨てよ」といわれたのが青年になって教養を身に着けたら涼しげな青年に様変わり。
7つの子供のときから教えられなくても笛・武道の達人。
鬼っこといえどもそれはないだろうー、ありえねー、と吠えたくなった。
しかし面白い。 -
2013/11/13完讀
一直放在手邊捨不得讀的隆慶長篇,就剩下這本與花と火の帝了。不過,最近覺得是時機讓他上場了。明明要讀的書很多,卻突然陷入不知道要選擇哪本的窘境,久久會出現一次,這個時候就是把珍藏的書拿出來看的時候了。果然,隆慶從來沒有讓我失望過。本來想說松平忠輝(其實並不喜歡山岡莊八的筆下的他)好像也很難寫出新意,不過沒想到隆慶居然會塑造出這麼一個出人意表的主角。鬼っ子忠輝,根本就是前田慶次郎的翻版,這一次,背後又加了大久保長安這個陰謀家以及基督教徒們各自的打算在裡面,變得非常複雜。隆慶把這個故事鋪陳得相當錯綜而有趣,而主角忠輝每次登場,都有種清々しい的感覺,讓人覺得好像一切負面的感覺和情緒都被踢飛到天外一樣,勁烈、炫目而清爽。
本卷描述忠輝是鬼っ子所以自小被冷落,但他具有很特殊的才能,加上劍豪奧山休賀齋的指導,更長為劍技達人。隆慶筆下的陰險人物秀忠自然饒不了他,指派柳生數次暗殺,忠輝就和柳生結下樑子,但傀儡子們都對他心服口服,決定跟從他。他邁入少年期之後,開始成為一個具有人文素養的武將,甚至傳教士們和基督徒也都把他當作希望之星。而大久保長安,身為基督教徒,更是懷著建立一個基督徒可以安住的王國的野心,便把希望寄託在忠輝身上。想。周遭的人有很多的陰謀和打算,忠輝相當明澈澄然,完全不受影響。卷末家康和他相會時,驚嘆於18歲的忠輝的成長,於是就將他從川中島12萬石加封為72萬石。 -
血湧き肉踊る!
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本作は、家康=影武者という設定でなく、オーソドックスだた、鬼っ子忠輝は、幼児の頃から超人的な身体能力の持ち主として描かれている。秀忠は「影武者徳川家康」と同様、小心かつ残忍。常識でははかれない忠輝の大きさが秀忠の嫉妬を生むことに。キリシタンによる王国を目指す大久保長安の策謀の中で、自由奔放な秀忠の運命は・・・。中巻以降の展開に期待。
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隆慶一郎ものは大好きなのですが、唯一このシリーズだけは好きになれませんでした。
幼少期から主人公が完璧超人すぎて、人間味(かわいげ)が感じられなかったからだと思います。 -
徳川家康の六男でありながら、鬼っ子といわれた松平忠輝が主人公。
忠輝というと、長男信康のように剛毅英邁で、家康から疎まれたイメージがありますが、本作では小さい頃から武芸に秀でて、宿敵柳生一族と争いながらも、家康からは非常に信頼され、後継を間違えた、といわせるくらいの人物として描かれています。
波乱の人生が非常に面白いです。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a88b.html -
12月にはいって通勤時に読んでいた「捨て童子・松平忠輝」を読み終わった。
隆慶一郎はほんとに面白い。いつも思うことだが、登場人物のしぐさ、言い回しなどが司馬遼太郎によく似ている。いかにも人間臭い人物造型、文章の達者さ、ストーリー運びのうまさ。
歴史の教科書などには出てこない(?)松平忠輝が生き生きと描かれている。強くやさしく、型破りで自由奔放。もちろんこんな人間はありえない。「一夢庵風流記」の前田慶次郎を思わせる、つけ狙っている敵がいつのまにか人間的魅力に心酔して家来になってしまうところなど、これがこの作者の類型なのだろう。次郎右衛門、才兵衛などの脇役もまた魅力的だ。
史実ではなく小説なのだとわかっていても、もし秀忠の代わりに忠輝が二代将軍になっていたら、とつい考えてしまう。筆力というものだろう。
というようなことは、巻末の縄田一男の解説に言い尽くされているのであって、ことさらぼくが言わなくても名作は自ずから語るということか。 -
久々の隆慶一郎もの
なかなか事件が起こらない。
これ以降に期待。
隆慶一郎の作品





