- Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061853133
感想・レビュー・書評
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あらすじ:
カップルばかりを狙った連続殺人事件。その操作にケイも参加することになった。そして新しく発見された死体は、女性政治家の娘だった。政治ゲームに巻き込まれるケイは、多方面からの捜査妨害に苛立ちを感じつつ、核心に迫っていく。
やっぱり面白いじゃなーい。遺留品や状況証拠から、真相に迫っていく描写がすごい。
身内をかばうのはどこでも同じ。アメリカみたいな大きな国で、FBIやCIAという大きな組織を抱えていると、圧力は日本の警察小説なんかと比べ物にならなくて。それでも検屍官として立ち向かっていく姿はプロフェッショナルでカッコいい。
たどり着いた真相は……。こうね、無駄な知識って言ったら身もふたもないんだけれど、「ほうほう」と思ってしまったわ。結構好きです。
ケイの被害者の遺族に対する態度が、またよかった。彼らの辛さに向き合っている彼女に好感が持てたのは大きい。
そして毎度お決まり、ストレスフルなケイ。毎回、大変だなあ、と思うんだよなあ。エクストリームであるけれど、リアル。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この検視官シリーズは、少々読み辛いと感じる部分はあるのですが、なんだか気になって次の巻を買い求めてしまうんです。
この巻は恋人達が次々と殺される連続殺人事件を扱った内容で、国の偉いさんやらFBI やらCIAやらわらわら登場。
やっぱり伏線があったり、それまでストーリーに登場していなかった人物が突然出てきて…という驚きの展開ありで、またもや「やられた感」が残った内容で、楽しませてもらいました。 -
ケイってある意味なぞの多い女性だと思います。このシリーズって、事件以外にもストーリー展開がはやくていろいろ意味深な関係が多いです。やっぱりのめりこみます。
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19年ぶり再読、シリーズ3作目。
なんかね、再読が止まりません。(^^;)
事件の展開と、主要登場人物の人生模様が垣間見えるストーリー展開が、この3作目が一番いい感じだったのね~。
奥さん(ドリス)が出ていきかけててしょげしょげマリーノを、さりげなくフォローするケイとのやり取りがシリーズ中一番平和で人情味溢れてるのねん。発売当初の帯に「藤沢周平氏激賞!」とあるんだけど、たしかに藤沢氏好み?の“人情味”がミステリーに一番うまく絡んでるもんだから、続きにさらに期待が湧く作品になったのかもなー。
犯人像は相変わらずのサイコ野郎だし、登場の仕方も前2作と同じパターンなんだけど、ヒステリックな感じがほとんどないんだよね、だからだねぇ。
それにしても、あとがきに次の4作目が映画化決定と書かれていたが、これってほんとに映画になったっけ??とググってみて、あぁやっぱりなかったよね~、でした。(そういえば、13作目でも映画化決定の話出てたねん…?です) -
うん年ぶりの再読。マリーノが犯人かもと疑われてた話があったなあというのがどうも残っていて、読み進めていくうちに犯人が違う人だと分かったものの最後がちょっとスッキリしない。ケイにとっては辛い結末。
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検死官シリーズ3作目。いよいよ面白くなってきた。
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昔に読んだ本。
このシリーズにもハマった。
途中で嫌になって、追っかけるのやめたけど。 -
評価はのちほど。。。
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<あらすじ>
次期副大統領候補といわれている女性の娘がボーイフレンドと行方不明になった。状況はここ2年ウィリアムズバーグ近辺で起こっているカップルを狙った殺人事件と似ている。若いカップルがドライブの途中、車を置いて行方不明になり、数か月後に森の中で遺体で発見されるという事件だ。遺体がほとんど白骨化しているため、ケイも死因がつきとめられないでいた。捜査が進むうちに、容疑者はCIAに関係した人物ではないかという疑惑が浮かび上がってきて……。
<ひとことコメント>
「検屍官ケイ」シリーズの第3弾。ケイはマリーノとも気心が知れてきて、いいコンビネーションを発揮しつつあります。「誰も信じられない」とか言いながら、マリーノのことは信用している様子。それから1作目で出てきた記者のアビー・ターンブルが再登場。いつのまにやらケイと親友になっていて、恋愛相談にまでしっかり乗ってくれます。アビーの指摘って結構的を射ててグサッとくるんですよ。
原題“All That Remains” 訳:相原真理子 -
今回も相変わらず惨殺である。
しかしながら、主人公のケイは果敢に立ち向かう。
実際のとこ、検屍官てのは
ここまで捜査に口出し、手出し、するんだろうか。
よくわからないけれど、今回も大活躍のケイであった。
面白かったから、じゃ、次読みませう。