捨て童子・松平忠輝(下) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061853218

感想・レビュー・書評

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  • 秀頼が完全に「投げて」しまっているのが悲しい。軍を率いつつも本人は出陣しないことで約束を守るというのは、体裁を整えただけという感じで、しがらみというより史実へ収束する中でのつじつま合わせ、という感じ。

  • 松平忠輝。面白かった。
    隆慶一郎氏の描く忠輝像は、とても魅力的で秀忠がとても残念な人に描かれていた。
    忠輝は、最後まで自分の生き方を通した人間だったのだろう。
    他の作者が描く忠輝像も読んでみたいなと思った。

  • 懐かしかったです
    昔より3倍は楽しんだのは歴史知識が
    スコしだけ増えたから?

  • 改易・配流されたけれども大団円。
    要は気の持ちよう。

  • 2013/11/17完讀

    最後一卷是描述大久保長安的崩壞,忠輝原本已經要擔任使節出帆前往異國,但為了自己的藩,決定留下來共生死。家康策劃讓大久保忠隣受罰的手法,以拯救忠輝。

    之後是豊臣家的大坂冬夏之陣,忠輝遵守當初和秀頼的約定,拒絕和秀頼對陣,甚至潛入城中與秀頼見面。他的作為都留下了把柄,但是都在家康和眾人保護下沒有受到太大的傷害。忠輝最後還保護了家康免受秀忠的暗殺襲擊,家康用「勘当」的私理由保護忠輝,並且給他黃金遣散基督徒家臣,讓秀忠永遠怕他。家康死後,忠輝被流放,但鬼っ子さま沒有藩的羈絆,終於可以自由的生活。我想之後才是他真的活得像自己的生涯吧!可惜隆慶寫到此就擱筆了(他原本有繼續寫後續的打算,我想一定會跟一夢庵風流記一樣是傑作,可惜可惜!)

    解說部分縄田さん摘引了隆慶獲得柴錬賞的「受賞の言」:「思えば六年たつ。六十歳を迎え、還暦とやらといって奇妙な赤子に戻った日からである。私はそれまでの生き方に倦んでいた。新しい生き方をしたいと思い、映像でなく文章に、それも伝奇的な手法及び文章を使いながら、歴史的事実を再構成したいと決意した。」。這一段話完全就包含了隆慶的小說事業。解說中提到,隆慶小說中一定登場的「道々の輩/公界の者」,隆慶曾說,「あの連中は面白くてしょうがないですからね」「きまった土地や家を持たず、全国を放浪して一生を終えた人々。更に海人・山人・輸送業者。こうした一種の自由人たちの目で歴史を眺めたら、一体どんな様相が展開するか」(「時代小説の愉しみ」あとがき)。隆慶的自由烏托邦、傳奇小說鋪陳的神話,寫這些自由人之間的扭帶,對自由的追求與人的崇高與有趣、悲傷與尊嚴,還有那自由穿梭在歷史與虛構且巧妙編織的功力,當然還有主角超人的魅力與勁烈。那規模的宏大無人能及(更厲害的是,每個作品都是與其他作品環環相扣的拼圖的一部份),無論架構的獨創性與奇想天外,說服力,每一個小故事的完成度也相當高。讀了他每一本作品,真是令人如癡如醉,讀到最後一行的感覺總是那麼地滿足,但也有寂寞的感覺。隆慶僅僅五年多的創作,就讓我感謝認識了他,和他身在同一個時代。解說裡面也是這樣說,讀到的時候真是胸口一熱:「この不世出の作家と僅かなりとも同時代を生きたことを幸せに思うのみである。」「これまで人が人であることの素晴らしさと自由の尊厳を、伝奇的な手法を駆使して、これほど壮大なスケールで描いた作家を、私は知らない。」這篇解說著實寫到我的心裡。現在可能隆慶漸漸被當代人遺忘,這點覺得有點寂寞,但他的筆力和他的文學給人的力量,在我心中永遠是巨匠中的巨匠,大師中的大師。

  • 世間の枠をどう壊したら、わかってもらえるだろうか。

  • 本作と「影武者徳川家康」、ほぼ同時代を描き、秀忠+宗矩の権力に対して、道々の輩=庶民の代表として二郎三郎ないし忠輝が対立する構図は共通。家康は平和主義者で秀頼を生かそうとしたのに対し、小心陰険な秀忠が陰謀を巡らせ滅亡に追い込んだ、という解釈も同じ。一方、本作は家康影武者説を採らず、家康の影としての風魔は登場せず、代わりに忠輝を守る影として傀儡子を登場させるなど、設定の異なる点も多く、読み比べてみて面白かった。

  • 徳川家康の六男でありながら、鬼っ子といわれた松平忠輝が主人公。
    忠輝というと、長男信康のように剛毅英邁で、家康から疎まれたイメージがありますが、本作では小さい頃から武芸に秀でて、宿敵柳生一族と争いながらも、家康からは非常に信頼され、後継を間違えた、といわせるくらいの人物として描かれています。

    波乱の人生が非常に面白いです。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a88b.html

  • 最後まで主人公が活躍する場所が少なかった。

    隆慶一郎作品を読むと徳川秀忠、淀君は愚劣極まりないキャラなのはお約束。
    それらの策略を主人公やその脇役達が見事に打ち破ってゆく様がなんとも心地よい。
    今回もその点を十分、楽しませてもらった。

  • 下巻。これもまたサクサク読める感じ。
    上巻とだいぶ違い、幼いころ約束を守るため
    大阪冬の陣・夏の陣に参加せず
    豊臣秀頼との再会を果たすけど
    なんかもうね、切ない。
    家康との約束「死なぬこと」を
    家臣も自分も頑張って果たそうとする志。
    これぞ、男の中の男。
    ですよね隆先生!!

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