凍りつく骨 (講談社文庫)

制作 : Mary Willis Walker  矢沢 聖子 
  • 講談社 (1993年4月発売)
3.38
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  • 本棚登録 :86
  • レビュー :6
  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061853430

作品紹介

闇の中で大きく目を開けて、目の前の光景を想像した。二メートルを超える太った雌の大蛇が、ゆっくりととぐろを解いている。骨まで凍りつき、身体に氷の芯ができたようだ。部屋は不気味なほど静かだった。-悲惨な死を遂げた父の謎を追う美人犬訓練士キャサリンの身に危難が…。アガサ賞受賞の傑作。

凍りつく骨 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • Agatha賞受賞作だって。

    動物の不法売買と、キャサリンの昔の記憶と、キャサリンの周りで起こる殺人事件。きれいに絡まった話だった。

    うーん。きれいに最後は治まるんだけど、でも違法の動物売買は何の決着もなく終わっちゃうわっけー?それを公にしないのを条件に、キャサリンは財団を引き継いで10万てにする。って何だかあまり納得できない。まぁ、キャサリンはこれからちゃんと取り締まるだろうけど。。。

    で、キャサリンは、あんなに自分の牧場にいる犬たちが好きなくせに、事件が起こってから一度も帰らずジョー任せだし。。。ちょっと「あれ?」って思った。

    まぁ、殺人事件の真相がキャサリンの忘れてた思い出と繋がったのに、それも公にせず、なんだか隠してばかりだよなー。それでいいのか? って思う。

    でも、ハラハラ感とドキドキ感は味わえたので星3つ。

  • 洋書は翻訳に馴染めないことが多いのだけれどのこの本はすんなり入ってきたし内容も面白い!と感じた。

  • 実力派のデビュー作。
    スリリングで引きこまれます。
    達者なものです。

    キャサリン・ドリスコルは、テキサス州の田舎町で、犬の訓練士として地道に成功してきた。
    ところが不景気で経済的に追いつめられ、11年払い続けたローンが払えなくなり、22日後には牧場と家が競売に付されるという危機に。ゴールデン・レトリーバーの愛犬ラーまでも優秀な資産として売られてしまうという。
    ラーも血統は優秀だが特に訓練もせずペットとして可愛がっているかけがえのない愛犬なのに。

    折りもおり、5歳の時から31年間音信不通の父親から突然、会いに来るようにという手紙が。
    頼みを聞いてくれれば財政的には心配要らなくなると。
    迷ったが、顧客に勧められてテキサス州の州都オースチンへ出向く。
    父親レスターはオースチン動物園のベテラン飼育係だった。
    ところが、父親はその朝、虎に噛み殺されていた。
    何者かが虎が出られないようにするワイヤーをカッターで切っていたのだ。

    母親リーンと共に町を出て、その後は父だけでなく親族とは一切連絡を取らなかった生い立ち。
    結婚に反対していた祖母は今は高齢だが動物園の支援者とわかる。
    叔父クーパーが財団の総帥となり、その娘である従妹ソフィーも動物園で働いていた。
    祖母は病気で面会謝絶、なかなか会わせて貰えない。
    何もかも遅かった気がするキャサリンだが…
    父が連絡を寄越したのは何故なのか?
    父の家には大人になったキャサリンを撮った写真があった。連絡も寄越さなかった父だが、名乗らずに見守ってはいたのだ。
    財産らしい物はないのだが、倉庫には妙な写真や手紙が。その意味は…
    事情を探ろうと爬虫類館でバイトを始めたキャサリン。
    動物の扱いは慣れていて偏屈な館長にも認められたが、蛇には本能的な嫌悪感があった。
    同僚で獣医のヴィック・ジャメールと親しくなり、相談を持ちかける。
    しかし…?動物園を舞台にヒロインに危機が迫る。

    翻訳されているのは傑作ばかりの作家。
    ところが~どれも読んだはずなのに?思い出せないので再読。
    これだけ抜けていたのかしら…
    作者もゴールデン・レトリーバーを飼っているそうです。
    1991年の作品。1992年アガサ賞受賞作。

  • もともと主人公が探偵や警察関係でないので、捜査の場面がほとんどない。それにもかかわらず、ミステリとして成立していてまあまあ面白かったが、蛇が気持ち悪い。蛇が苦手な人にはおすすめできません。

  •  顔をしかめてしまうようなシーンもあまり不快感を感じなかったのは海外の訳本だからだろうか。

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