出逢った頃の君でいて (講談社文庫 う 26-5)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 91
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061853683

感想・レビュー・書評

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  • 昔のドラマのノベライズです。
    いわゆる、不倫の話で、賛否はあると思いますが、当時は夢中でドラマを見ていました。
    ドラマでは、不倫をする娘の母役で、加賀まりこさんが出演されていて、中原中也さんの「春日狂想」の詩を引用するシーンがあり、心に残りました。

    ただ、ノベライズには、いろんな事情があるのか、登場せず、残念でした。

    その詩を、引用させてください。

    愛するものが死んだ時には、
    自殺しなけあなりません。
    愛するものが死んだ時には、
    それより他に、方法がない。
    けれどもそれでも、業(ごふ)(?)が深くて、
    なほもながらふことともなつたら、
    奉仕の気持に、なることなんです。
    奉仕の気持に、なることなんです。
    愛するものは、死んだのですから、
    たしかにそれは、死んだのですから、
    もはやどうにも、ならぬのですから、
    そのもののために、そのもののために、
    奉仕の気持に、ならなけあならない。
    奉仕の気持に、ならなけあならない。


    全部、言われた訳ではないのですが、当時、こんな詩があるんだ、って心に残って、時々、思い出します。

  • 1.00

  • 懐かしい!本棚の奥から出てきた‼︎再読しよう♪泣きながら読んだ記憶が‥

  • 前作に続きいかにも下世話な話でしたが、なぜかこの作品はワタシを引き込むところがあります。展開が大きいからかな?
    ちょっとありえない、これまた下世話な事件が次から次へと目白押しで目が離せません。ってことは面白かったということか?

  • 人の世なんて一瞬。人の命なんて一瞬。
    そんな中で出逢った人を愛し、出逢った人に優しくし、出逢ったことを喜ぶのがきっとすてきな人生なんだと思う。
    本文より引用。
    主人公の周りの人、他人の狡さ、親心、が交錯する作品。

  • 大昔のトレンディドラマの原作です。
    ちょっと話題になったので、どんなのだったっけ?と図書館で借りてみました。

    予想通り、というか予想以上に茶番でした(笑)
    昔はこんなストーリーにときめいていたんですかねぇ。

  • いまいち。

  • 昔々。

  • 1997/5/29

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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