人形館の殺人 (講談社文庫)

著者 :
制作 : 太田 忠司 
  • 講談社
3.13
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本棚登録 : 2812
レビュー : 298
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061853881

感想・レビュー・書評

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  •  このシリーズは、今まで三人称の文章でしたけど、今回は一人称です。
     それだけで、だいぶ雰囲気の違う作品に感じる。

     それにしても綾辻さん、いろんな仕掛けをぶっ込んで来るなぁ。

  • 今までの館シリーズとは少し違ったテイストになっています。今回も見事に騙されました。絶対犯人はあの人だと思ったのに。単純な私は、綾辻さんの仕掛けたミスリードに乗せられてしまいました。(綾辻さんはミスリードを仕掛けたつもりはないのかもしれないけれど)今回はちょい役だったけど、やっぱり島田さん好きだなあ。

  • 館シリーズ4作め。
    殺される人数はそれほど多くないけれど今までで一番怖かった。
    謎解き部分を読んだあたりから読み終わった今も自分がトランス状態になっているような気がして落ち着かない。
    のめり込み過ぎかな。

  • これまでの館シリーズとは異なる終わり方。今後の展開も気になる。

  • 館シリーズの第四作。
    う〜む、これまでの三作とは趣向の違う切り口だった。全編を通して主人公・飛龍想一の一人称で綴られる物語は、新鮮ささえ感じさせる文章。これまでの館シリーズとは異なる事件の経過も、ワクワク感を増幅させる。

    登場人物も適度な数で、読みやすくもあった。途中「こいつが犯人だろ!」と予想するもハズレ・・・。

    予想が裏切られたわけだけど、しかしなぁ、この裏切られ方がなぁ、自分の好みじゃないんだよなぁ。アンフェアとは言わないけど、う〜ん、どうなのかなぁ。これ、ギリギリセーフ?
    微妙なとこだけど、自分は「この手の真相」は好きじゃない。
    途中、けっこうワクワクしながら読んだだけに、最後まで読んで「あ〜、そうですか・・・」って拍子抜け感もあり、残念・・・。

    ☆3個

    背表紙〜
    亡父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、驚倒のドラマが開始した!邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、近所では通り魔殺人が続発する。やがて想一自身にも姿なき殺人者がしのび寄る!名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組み合わせが生む館シリーズ最大の戦慄。

    館シリーズは刊行順に読んでるけど、最大の戦慄ねぇ・・・。自分的には今のところ十角館だけどなぁ。
    一人称で書かれてるのは新鮮に感じたし、途中のワクワク感も充分な水準レベルだけど、う〜ん、やっぱり真相が好みじゃないんだよなぁ。

  • 京都の洋館、不思議な人形の飾ってある館。館シリーズの4巻目。
    正確に言うとシリーズに入れていいのか・・・途中やっぱり違和感が。
    ○○氏らしくないなぁそう思った私はもうすっかりヤカタリスト?
    読めば読むほど他の館との差が見えてくる。それでも
    やっぱり面白くて引き込まれてしまいました。

  • 館シリーズ四冊目。
    館にからくりがあるのかと思いきや、今回は全く違ったΣ( ̄◇ ̄*)エェッ
    毎回犯人には驚かされるなぁ。

  • 僕は人形館が一番綾辻氏らしいかなと思ってます。まぁ人形館が一番ダメだという人もいますので人それぞれだと思いますが・・・。

  • 十角館、水車館、迷路館に次ぐ、綾辻さんの放つ四作目の館シリーズだ。

    しかし、本作は他の館シリーズとは一線を画す。少し、ネタバレになるかもしれないが、これまでの館シリーズにおけるいわばお約束や先入観を逆手に取ったトリックを用いている。

    「私」こと、飛龍想一は、育ての母である叔母とともに実父・飛龍高洋が残した「緑影荘」に引っ越すために京都を訪れる。その屋敷で想一を待ち構えていたのは、顔のないマネキンたちだった。
    想一の身に降りかかる奇妙な事件。怪文書。断片的に欠落された過去の記憶。…と本格ミステリーとしては申し分ない材料を引っ提げて序盤は展開されていく。館の雰囲気もなかなかいい。人形の不気味さも存分に発揮されている。
    本作の「探偵役」にあたる人物は島田荘司。この人物は館シリーズで共通して登場する人物だ。そしてこの風呂敷をどう畳むのか。ワクワクしながら読んだ。

    しかし…、これは…どうだ?私はあまり好感が持てない終わり方だ。
    たしかに最初に提示された真実はあまりにも幼稚な発想だとは思った。でもだとしてもだ、これまでの怒涛の展開を知っているだけにこれはあまりにも杜撰じゃないかと。
    作者は迷走したのか…?そう思う読者もいるかもしれない。たしかに本作は奇異な部類に入る。ある種ミステリーのタブーを犯している。しかし、これまでの館シリーズはテンプレート化していたのかもしれない。それを脱却したい、あるいはその固定概念を持った読者に対するアンチテーゼとして本作を書いたのかもしれない。そういった意図があると見受けられる。

    しかし、その形式化を楽しむ読者だっているのも事実だ。私もその一人である。やはり綾辻さんには「本作」を貫いてもらいたいと切に願っている。

  • 「館」シリーズですが、番外編として捉えるべきかもしれません。

    「人形館」には、マネキンのような人形が置いてあります。
    実際に存在していたら、気持ち悪くて住みたくありません。

    オチを言ってしまえば、「人形館」は中村青司が作ったものではありません。
    そもそも、実在していませんでした。
    意外なオチという点では、シリーズ一だと思います。

    狙われていた人物も、犯人も、探偵も、全部同一人物。
    一言で表現すれば、妄想?
    ややこしい設定なので、意味が分かるまでに時間が掛かりました。

    他の作品に比べて、地味な印象を受けます。
    「館」シリーズには、華やかで若々しいイメージがあるんですよね。
    美少年や美少女は登場して当たり前だし。

    但し、PSゲーム「YAKATA」に登場するソウイチは個性が強かったです。

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