- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061853898
作品紹介・あらすじ
大東京を恐怖のどん底につき落とす連続殺人が発生。犯行は金槌によるメッタうちと絞殺が交互する。犯人は一人か、あるいは別人か。現場には常に謎の数字を記したメモが…。被害者たちを結ぶ"失われた環"を探せ。ご存知速水三兄妹がつきとめた驚愕の真相とは?奇想天外な推理の新旗手の長編第三作。
感想・レビュー・書評
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連続殺人ですがコミカルに書かれていて明るい雰囲気でした。
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速水三兄弟最期の作品。
でも本当に悔しい。
すごくすごく面白いのに
この設定の他の作品を
読んでしまっていたから
結末予測できてしまった。
順番に〜謎のメモ〜で
あの本と全く一緒だーと。
面白く素晴らしいものだからこそ
パクるというのは言い方がわるいけど
インスパイアされてしまうのかな、、
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このシリーズは何となく好きです。
トリックがメッチャすごいとかは思わないけど、3兄弟とかキャラクターが良いからですかね。
読んでても飽きないし。
ゼロの殺人を飛ばして読んでしまったので、次はそれを読みたいですね。 -
犯人側の視点と警察官の視点が切り替わり、スピーディーに物語が進行していくので、読みやすい作品だが、この真相は、ミステリーとして見ると物足りない。
もう一人の犯人の正体、ミッシングリンクの意味、現場に残された数字の意味など、いずれも肩透かしであった。
椎名が独房で最後に考えたことを真相とした方が、まだしも面白いと感じた。 -
速水三兄妹もの三作目。ちょっとこれはなあ。突飛な無関係連続殺人。殴殺、絞殺が交互に繰り返され、2人による共謀作業ではないかと疑われる。さんざん振り回された挙句にやっと片方を捕まえたものの、もう一方の行方が杳としてわからない。最後に明かされる驚くべき真相は、といえば聞こえはいいが。これは脱力以外の何物でもない。メビウスの意を汲めばこうならざるを得ないけれど、あまりに安直。もうちょっと工夫できなかったものか。細部のつくりも杜撰だし、スラップスティックだから目くじら立てるなということなのかね。なら不可能殺人の謎に挑むみたいな直球勝負風の見てくれをやめてバーニイものみたいにもっとわかりやすい事件にすれば腹も立たないのに。
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オチのしょうもなさに唖然とした。
驚きも衝撃もなく、こんなものかと肩を落としてしまった。 -
最後まで読んで思ったのが、「あー、こっち系か」でした。
凄惨な事件が起きる一方で、くすくす笑いながら読めた。
しかし、ポップになり過ぎず、引き締まった雰囲気を出すのはすごい。 -
初めて読んだけど面白かった。