夏泊殺人岬 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061854338

感想・レビュー・書評

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  • 2012 jan

  • 内田康夫は、たま~に、古本で買った文庫を読む作家。

    あまり好きでもないのだけれど(むしろ、嫌いに近い)、他に読むものが見当たらない時や、軽い気持ちで暇潰しにでも何か読みたい、という時に何故か買ってしまう(笑)。

    さて本作。
    いわゆる“推理小説”。
    人物描写やキャラの性格設定は、昭和50年代の作だと考慮すれば納得。

    設定のひとつの大仕掛けは…、 多少ご都合主義な展開も見られたが、面白い設定だと思えた。

    ヒロインも、まあ魅力的かな。

    納得いかない点が2つだけ…。
    ①女子大学生が“推理小説談義”で大盛り上がりになるなんて…(笑)。
    ②たった数日間“顔見知り”だった男(二人きりで話をしたのは、なんと1回だけ)を、「愛しています」とは……(苦笑)。

    2011.12.25.了。古

  • 著者初期の作品(長編10作目)。
    この作品は結末につきる。
    どうも個人的にはすっきりしない。
    随所に工夫は見られるが、やはり結末がああだと…

  • 陸奥湾に向かって大きく突き出した夏泊半島。自生椿の北限として名高い景勝地である。由緒ある椿神社を訪ねてきた男が毒死。男は刑期を終えて出所したばかりだった。雅楽部の合宿でやってきた江藤美香は、その男こそ以前訪ねてきた男らしいと知って驚いた。美香の実家もまた“椿神社”と呼ばれていたのだ!!
    (講談社作品紹介より)

  • 椿神社のキミネさんを探していた男性が夏泊半島の海の家で毒死した。
    男性は刑務所を出所したばかりだった。警察は自殺と断定。
    大学の雅楽部の合宿で夏泊に来た主人公は、その男性が彼女の実家を訪れた男性だと知る。
    その後、雅楽部員が殺される事件が発生。
    主人公はなにか関連があるのではないかと、真相を探り始める。

    最後の幕引きは、結局我が身かわいさというか浅はかな感じで、なんだかなぁと思った・・・。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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